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柏戦キックオフ直前、F東京・ポポヴィッチ監督インタビュー

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 J1は27日にAFCチャンピオンズリーグ(ACL)に伴い延期されていた第9節2日目を行ない、5位のFC東京は国立競技場に11位の柏レイソルを迎え、試合を戦う。キックオフ直前のインタビューに応じたF東京のランコ・ポポヴィッチ監督は、富士ゼロックススーパー杯で1-2と敗れた相手との再戦を前に「チームは成熟してきたと思う」と、リベンジに自信を見せた。

以下、インタビュー全文

―昨日になりますが、お誕生日おめでとうございます。
「ありがとうございます」

―チームにはケガ人がたくさん出ていますが?
「今日、試合に出る選手たちに関しては、ケガをしていないと言えると思います。ただ、これ以上はケガ人を出さないようにしていきたいですね。試合に出る選手は代わりが利かないというか、ケガをしても代わりはいません。しっかり自分の力をすべて出し切ってほしいと思います。逆に出場機会が少なかったのに機会を得られた選手には、この機会を生かしてほしいと思います。現在ケガをしている選手が戻ってきても、すぐにポジションを取り戻せない状況をつくってほしいと思います」

―連戦になりますが?
「結果、内容を見ても、自分たちのやることを変える必要はないと思っています。ただ、今までやってきたサッカーのクオリティーを積み上げていくだけです。選手は誰が出てもFC東京のユニフォームを着ているわけですから。誰が出ても同じようにプレーする。それは質の部分だけではなく、メンタルの部分もそうです。チャンスを得たわけですから、自分のMAX、すべてを出し切ることが大事です。私は誰がどれくらいできるかというのを把握していますから、それ以上のプレーを今日は見せてほしい。日程については、シーズンが始まったときからハードなスケジュールをこなしてきたので、慣れています。逆に長い間リーグ戦がない時の方が、自分たちのリズムが崩れてしまうと言えるでしょう」

―相手は富士ゼロックス(1-2)でも対戦した柏だが?
「今の柏の方が、質の部分でも、チーム力の部分でも上がってきていると思います。シーズンが始まった直後はできていない部分もあったと思いますが、今は前年のリーグを制した柏レイソルの姿を見せていると思います。ただ、この4か月、私たちも何もしてこなかったわけではありません。成長するために日々、トレーニングをしてきましたし、成熟してきたと思いますし、自分たちが主導権を握って、やるべきことをしっかりやり抜くことが大切だと思います」

―スタメンの米本拓司選手には声を掛けましたか?
「特別に話をすることは何もないです。自分にとってはヨネは試合に出ていても、出ていなくても先発メンバーだと考えてきました。ですから、ヨネも私たちと一緒にトレーニングしてきて、やるべきことは分かっていますし、何も特別に話す必要はありません。ACLでも、高いクオリティーを見せてくれていますし、いつもどおりにプレーしてくれれば問題ありません。前節のC大阪戦(2-0)でも、途中出場ながら非常に良い働きを見せてくれていたと思います」

(取材・文 河合 拓)

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