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熊本が武富の3戦連発弾で千葉に初勝利、高木監督「パーフェクトなゲーム」

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[7.1 J2第22節 熊本1-0千葉 熊本]

 ロアッソ熊本は過去3分2敗と勝ったことのなかったジェフユナイテッド千葉に1-0で競り勝った。後半40分、FW武富孝介が3戦連発となる決勝点。対千葉戦初勝利で今季初の2連勝を飾り、高木琢也監督は「ほぼパーフェクトなゲームだった。千葉戦に向けてどういうことをするか、戦術的にもメンタル的にも整理できていた」と満足げに振り返った。

 決勝点が生まれたのは後半40分だった。中盤でDF高橋祐太郎がボールを奪い、前線にスルーパス。PA内に抜け出した武富がGKとの1対1から冷静に右足で流し込んだ。「祐太郎くんからいいパスが来て、祐太郎くんがくれたゴール」。アシストの高橋に感謝した武富は「守備の人ががんばってくれて、少ないチャンスをものにして勝てて良かった」と笑顔を見せた。

 千葉は0-0で折り返した後半6分からFW深井正樹を投入。FW米倉恒貴、深井が積極的にミドルシュートを狙い、セットプレーからDF山口智がヘディングシュート。再三、ゴールに迫ったが、熊本守備陣が体を張って守り続けた。守護神のGK南雄太は「みんなの出来が完璧だった。自分の仕事はあまりなかった」とチームメイトを称えた。

 首位・山形が敗れたため、2位の千葉は勝てば首位に返り咲くチャンスだったが、痛恨の敗戦。2試合ぶりの黒星で3戦勝利なし(1分2敗)となり、5位にまで順位を落とした。

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