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千葉が3発沈めて4戦ぶり白星、京都は7戦未勝利…

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[7.8 J2第23節 千葉3-2京都 フクアリ]

 ジェフユナイテッド千葉が4戦ぶりの白星を手に入れた。5位千葉はホームで7位京都サンガF.C.と対戦。後半12分に途中出場FW大塚翔平のゴールで先制すると、3-2で勝利した。4戦ぶりの白星獲得で勝ち点43に伸ばした。一方の京都は7戦勝ちなし(3分4敗)と勝利が遠い。

 先制点が移籍後初のゴールとなった大塚は「兵働さんがいいパスをくれて、自分は落ち着いて決めるだけだった。決まって良かった」とコメント。「大勢のサポーターの方の前で点を取ることができてうれしい」と話していた。

 試合が動いたのは後半だった。後半12分、センターライン付近でボールを受けたMFチョン・ウヨンへFW深井正樹とMF兵働昭弘がプレッシャーをかけ、ボールを奪取。深井が必死に足を伸ばすと、拾ったFW藤田祥史がワンタッチで左サイドへ。これを受けた兵働の左クロスをファーサイドで受けた大塚が冷静にシュートを流し込んだ。大塚の千葉移籍後初ゴールが決まり、先制に成功した。

 さらに後半24分には追加点。DF武田英二郎の左クロスにニアサイドへ飛び込んだ藤田がヘディングシュート。フリーで叩き込み、2-0と差を広げた。その後も手を緩めない千葉は果敢に攻める。すると後半33分にはダメ押しの3点目。中央からのカウンター。ドリブルで持ち込んだ兵働がDF陣を引きつけると、右サイドへスルーパス。攻め上がっていたフリーのDF山口智がPA右から左足シュートを流し込んだ。

 後半35分には京都が意地をみせる。チョン・ウヨンの右CKからニアサイドへ詰めていたDF安藤淳がヘディングシュート。1-3と1点を返した。終了間際のロスタイム5分にも追加点。左サイドから仕掛けたMF駒井善成のクロスはDFにクリアされるも、これをゴール正面で拾ったMF中村充孝がダイレクトで叩き込んだ。1点差に詰めるも、試合は終了。千葉が3-2で逃げ切った。

 試合後、勝利した千葉の木山隆之監督は「何かが悪いわけではないが、なかなか勝てない状況が続いていた。選手たちがなんとしてでも勝とうとやってくれて良かったと思う」と安堵の表情を浮かべていた。

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