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10人の京都が2位東京Vを撃破!!5連勝飾る

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[8.12 J2第28節 東京V0-1京都 味スタ]

 上位対決は京都サンガF.C.が制す!!6位・京都は敵地で首位と勝ち点1差の2位東京ヴェルディと対戦し、1-0で勝利した。退場者を出しながらも後半21分にMF中村充孝が決めたゴールを守りきり、5連勝を飾った。一方の東京Vは連勝ならず、首位・甲府との差は勝ち点4差に開いてしまった。

 試合が大きく動いたのは後半だった。後半3分、縦パスに抜け出したMF小池純輝が後ろからきたDF福村貴幸に倒される。このプレーで福村は一発退場。東京Vが数的有利に立った。倒された位置はPAわずかに手前だったとして、FKの判定。MF中後雅喜がPA左へ蹴り込んだグラウンダーのボールに味方は反応できず。ゴールラインを割っていった。0-0のまま試合は進む。

 すると後半21分、中央でのボールの奪い合いから京都がカウンター。一瞬の隙を突き、ゴールを奪った。一度はボールを失った京都だったがハーフウェーライン付近で拾ったMF工藤浩平が前線へパス。これを受けたMF中村充孝がドリブルで持ち込むと、切り返しでDF森勇介をかわして、右足シュート。低い弾道のシュートをゴール左へ決めた。

 今季9点目を決めた中村は「チーム全員で取ったものだと思うのでベンチにいきました」という思いでベンチへ一目散に駆け寄ると、チーム全員でゴールを喜んだ。10人の京都が中村のゴールで先制に成功した。

 追いつきたい東京Vは立て続けに選手交代。後半26分にはMF中後雅喜に代えて、FW巻誠一郎を投入。同30分にはDF中谷勇介に代わって、MF梶川諒太。同34分には小池に代え、FW南秀仁をピッチへ送った。しかし流れは変えられずに試合は終了。10人の京都が1-0で逃げ切り、5連勝を飾った。

 試合後、決勝点を決めた中村は「後半始まってすぐに一人退場して苦しい展開になったが、全員で取った点だと思う」とコメント。今後については「チームが勝つことを第一に考えて、自分自身ができることをまずはやっていきたい」とキッパリ話した。

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