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C大阪は山口&柿谷ゴールで3戦ぶり勝利、横浜FMは零封負けで4か月ぶり黒星

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[8.25 J1第23節 C大阪2-0横浜FM 金鳥スタ]

 14位セレッソ大阪はホームで5位横浜F・マリノスと対戦し、2-0で勝利した。ロンドン五輪U-23日本代表MF山口螢の2戦連発となるゴールで先制すると、FW柿谷曜一朗が追加点。完封勝利で8月4日の札幌戦(4-0)以来となる3戦ぶりの勝ち点3を手に入れた。一方、敗れた横浜FMは4月21日の磐田戦(0-1)以来、16試合ぶりの黒星を喫した。

 序盤からC大阪が果敢に攻め込んだ。前半10分、DF丸橋祐介の左クロスからFWケンペスがヘディングシュートを打つも枠を外れる。その後もMF扇原貴宏の縦パスを受けたケンペスがワンタッチで前線へ。最後はMF枝村匠馬がシュートを打つもクロスバー上へ外れた。最後の場面で決定力を欠き、得点は生まれない。山口のミドルシュートはGK飯倉大樹の左手一本に阻まれた。

 対する横浜FMはFW大黒将志やFWマルキーニョスがシュートを打つも得点にはつながらない。MF小野裕二の左クロスからゴール正面のマルキーニョスが反転し、シュートを打つも決めることはできなかった。0-0で前半を折り返す。

 後半に入ってもなかなかスコアは動かない。それでも後半20分、相手の一瞬のミスを突き、C大阪が先制に成功した。GKキム・ジンヒョンからのボールをDFドゥトラがヘディングでクリア。これを拾った山口がPA右から中央へ切れ込むと、左足を振り抜いた。ゴール左上へ突き刺さり、1-0とリードを奪った。

 さらに後半32分には追加点。MF齋藤学のバックパスをDF小林祐三が空振り。拾った柿谷がドリブル突破を果たすと、GKとの1対1から冷静に右足シュートを流し込んだ。これがゴール右隅へ決まり、C大阪が2-0と差を広げた。そのまま逃げ切ったC大阪が完封勝利。3戦ぶりの勝ち点3を手に入れた。

 試合後、2戦連続弾を決めた山口は「前回(得点を)決めていて勝てなかったので、今回は自分が点を決めてチームを救いたい気持ちがあった。本当に勝てて良かった。次からも点を取れるように頑張りたい」とコメント。追加点の柿谷は「何が何でも勝てるように、チームが勝つことだけを選手やスタッフ、チームが一丸となって考えて戦った結果。勝てて良かった」と話すと、「下にいるチーム同士で絶対に負けられない。勝ち点3を取りたい」と次節の新潟戦を見据えた。

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