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古橋、下村のゴールで湘南が栃木を下す

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[8.26 J2第31節 湘南2-1栃木 FC BMWス]

 J2は26日に第31節を行い、3位の湘南ベルマーレは9位の栃木SCと対戦した。前半19分に先制を許した湘南だったが、同27分にFW古橋達也がFKを直接決めて同点に追い付く。さらに同34分にはMF下村東美が鮮烈な左足ボレーでゴールを決め、2-1と逆転勝で利を収めている。

 立ち上がりに主導権を握ったのはアウェーの栃木だった。前半20分には、右サイドからDF赤井秀行が折り返したボールにFW廣瀬浩二が合わせてGKの横を抜き、ボールをゴールに流し込んだ。

 栃木の出足の良い守備に苦しめられ、攻め手のなかった湘南は前半27分にFKを得る。これをFW古橋達弥が直接決めて、試合を振り出しに戻した。このゴールで試合の流れは大きく変わり、湘南のパス回しにリズムが出始める。そして同34分には右サイドからMF古林将太がクロスを入れると、DFがクリアーしたボールをMF下村東美が胸トラップし、左足で強烈なシュートを叩き込んだ。このゴールで湘南が逆転に成功する。

 後半に入ると、両チームともに多くのチャンスをつくる。後半5分には廣瀬の折り返しから、MF菊岡拓朗がシュートを放ったが、わずかに右に外れる。その後も栃木は湘南陣内に攻め込んだが、湘南も集中した守りを見せてチャンスをつくらせない。

 逆に栃木の攻撃を凌いだ湘南は後半15分にMF古林将太が上げたクロスをFWキリノがヘッドで合わせたが、ボールは右ポストを叩いた。さらに同38分にも湘南は古林のパスからMF永木亮太が抜け出しシュートを放ったが、GKにブロックされて追加点は挙げられなかった。

 残り10分、湘南は古橋に代えて、DF島村毅を投入し、4バックにして守備を固めた。しかし、後半41分にDF遠藤航がPA内で廣瀬を倒してしまい、栃木にPKが与えられる。このPKのキッカーを廣瀬自身が務めたが、シュートは左ポストに嫌われた。この跳ね返りを廣瀬自身がゴールに押し込んだが、PKを蹴った後、誰もボールに触れていなかったため、ゴールは認められず。湘南の間接FKで試合は再開された。このまま試合は終了。湘南が勝ち点3を上積みした。

 鮮やかな決勝点を決めた下村は、得点場面を振り返り、「なんとなくこぼれてくる予感がしていました」と明かす。そして「序盤はケガがあって、そこからコンディションが上がってきて、そろそろ(点を)取りたいと思ってきたところで取れた。それが勝利につながって良かったです。今日の試合を乗り越えたので、また次の京都は難しい相手だと思うので、しっかり切り替えたいと思います」と次節に視線を向けた。

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