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2位京都は草津に零封負け…連敗喫して5位後退

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[8.26 J2第31節 草津1-0京都 熊谷陸]

 2位京都サンガF.C.は16位ザスパ草津と対戦し、0-1で敗れた。後半42分にMF櫻田和樹にゴールを許すと零封負けを喫した。前節・松本戦(0-1)に続いての連敗で2位から5位へ順位を落とすと、首位・甲府との差は勝ち点6差に開いた。一方の草津は7月29日の福岡戦(3-0)以来、5戦ぶりの白星獲得。ホームでの勝利は6月2日の福岡戦(1-0)以来、実に85日ぶりのことになった。

 試合が動いたのは後半42分だった。草津の攻撃を京都DFがヘディングで大きくクリア。しかし、ハーフウェーライン付近で拾ったMF松下裕樹が前線へ蹴り込んだ。これに抜け出た途中出場のMF横山翔平が右サイドからドリブル突破。DFをかわして、中央へ折り返した。走り込んできたMF櫻田和樹が左足ダイレクトで流し込み、草津が先制に成功。草津が1-0で逃げ切り、5戦ぶりの勝ち点3を手に入れた。

 試合後、値千金の決勝弾を決めた櫻田は「もっと点に絡まないといけないですし、得点もとっていかないといけないと思う」と貪欲なコメント。「連戦で疲れている中、みんなで必死に戦ったのでこういう結果になったと思う。引き分けが続いている中でDF陣がすごく頑張ってくれていた」とチーム全員で勝ち取った勝利に胸を張った。

 この日の試合は静かな立ち上がりとなった。しかし後半に入ると流れは一変。京都のMF中村充孝のミドルシュートがクロスバーを叩き、途中出場のMF伊藤優汰のシュートもポストを叩いた。対する草津のFW金成勇のヘディングシュートもバーを直撃。互いに、あと一歩のところまで攻め込むも得点は生まれなかった。じりじりとした展開で、このまま試合は終了かと思われたとき、櫻田のシュートが決まった。3戦連続ドローで4戦勝ちなし(3分1敗)だった草津にとって、うれしい白星獲得。今後に控えるアウェー2連戦に向けて弾みのつく勝利となった。

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