beacon

湘南が京都に競り勝ち2位キープ、京都は3連敗で6位後退…

このエントリーをはてなブックマークに追加
[9.2 J2第32節 京都1-2湘南 西京極]

 2位湘南ベルマーレは敵地で5位京都サンガF.C.と対戦し、2-1で勝利した。前半33分にFWキリノのゴールで先制するも、後半2分にMF工藤浩平にシュートを決められて追いつかれた。それでも後半11分にFW大槻周平が勝ち越しゴール。これが決勝点となり、勝ち点3を手に入れた。首位・甲府も勝利したため、勝ち点差は4差のままとなったが、単独2位の座はキープした。一方の京都は3連敗を喫すると6位へ後退した。

 立ち上がりからチャンスをつくったのは京都だった。しかし湘南のGK阿部伸行が好セーブをみせ、得点にはつなげない。前半15分にはPA右からドリブルで切れ込んだMFチョン・ウヨンがシュートを打つも阿部に阻まれた。その後もセットプレーから決定機を迎えるも、ゴール前で精度を欠いた。

 対する湘南はカウンターから決定機をつくり出す。同26分には右クロスにFWキリノが飛び込むも枠外。それでも前半33分、中央でボールを奪ってカウンター。MF永木亮太のスルーパスに反応したFW高山薫がPA左へ抜け出し、シュートを放つ。飛び出してきたGK水谷雄一の横っ飛びに阻まれるも、こぼれに詰めていたのがキリノだった。GK不在のゴールへの左足シュートが決まり、湘南が先制した。そのまま前半を折り返す。

 それでも後半2分に京都が試合を振り出しに戻した。スルーパスに抜け出したMF中村充孝がPA内右で粘る。マイナスの折り返しに走り込んできた工藤が右足シュート。低い弾道のボールはゴールネットを揺らした。ここ2戦無得点だった京都にとっては、3試合ぶりの得点。1-1に追いついた。

 しかし湘南がセットプレーから2度目の勝ち越しに成功。永木の右CKからゴール正面の大槻がヘディングシュートを叩き込んだ。「永木選手からいいボールがきて、僕は合わせるだけでした」と振り返る大槻のゴールで2-1と湘南が再びリード。これが決勝点となり、湘南が勝ち点3を手に入れた。

 試合後、大槻は「自分たちのサッカーを我慢してできればチャンスは来ると思っていた」と笑顔。今後の戦いを見据え「僕らは目の前の勝ち点3を取るだけなので、1試合1試合頑張りたい」と力を込めた。

TOP