beacon

福岡下した千葉が約2か月ぶりの連勝で3位に浮上

このエントリーをはてなブックマークに追加
[9.2 J2第32節 千葉2-1福岡 フクアリ]

 ジェフユナイテッド千葉アビスパ福岡の対戦がフクダ電子アリーナで行われ、千葉が2-1で勝利した。前節5戦ぶりの勝利を挙げた千葉は7月以来の連勝で勝ち点を57に伸ばし、順位を3つ上げて3位に浮上した。

 千葉は前節水戸戦(3-0)と同じスターティングメンバー。福岡は前節松本戦(2-2)から2選手を交代。出場停止明けのMF岡田隆とリーグ戦デビューとなるGK河田晃兵がスタメンに名を連ねた。

 千葉はいきなりアクシデントに見舞われる。前節2得点を記録しここまで13得点とチーム得点王のFW藤田祥史が接触プレーで負傷。ピッチ外で治療を続けたが、前半20分にFWリカルト・ロボと交代した。

 試合は序盤からお互いチャンスらしいチャンスを作れない。アウェーの千葉が2戦連発中の新外国人FWオズマールのスピードを生かした攻撃を試みるが、千葉の固いDFを崩すことが出来ない。

 対する千葉もカウンターからチャンスを伺うが、なかなかゴール前まで持ち込めない。ロスタイムにMF谷澤達也がPA内で個人技を見せ、狙いすましたシュートを放つが、わずかに右に外れていった。試合は0-0でハーフタイムを迎えた。

 試合は後半に入るといきなり動く。12分、ペナルティーアーク付近で得たFKをMF兵働昭弘が左足を一閃。綺麗な弧を描いたシュートが右サイドネットに突き刺さり、千葉に待望の先制点が生まれた。

 さらに後半20分、細かいパスワークを見せる千葉は兵働がMF田中佑昌とのワンツーでPA内に侵入。DFともつれ合うが、こぼれ球を拾い抜け出したFW荒田智之が豪快に右足で蹴りこみリードを広げ、試合を優位に進めた。

 しかし前節、前々節と土壇場で試合を動かしている福岡も反撃に出る。後半37分、途中出場のFW石津大介がDFを引き付け右サイドのこちらも途中出場のMF木原正和にラストパス。木原はそのままゴールに流し込んだ。だが反撃もここまで。千葉は3試合ぶりの失点を喫したものの、2-1で試合を終わらせた。 

(取材・文 児玉幸洋)

TOP