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ノヴァコヴィッチがクラブ史上初のJ1ハット!!大宮が5発大勝、札幌は次節・J最速での降格決定も

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[9.22 J1第26節 札幌0-5大宮 札幌厚別]

 前節の勝利で降格圏を脱出した15位大宮アルディージャは敵地で最下位コンサドーレ札幌と対戦し、5-0で勝利した。0-0で迎えた後半、相手に退場者が出るとゴールラッシュ。FWノヴァコヴィッチのハットトリックの活躍などで今季最多の5得点を奪っての快勝。連勝を飾ると勝ち点を30に伸ばした。暫定ながら16位・G大阪との差は勝ち点5差に広がった。なお、大宮の選手のハットトリックはJ1ではクラブ史上初。クラブとしては2002年8月31日のJ2第28節・鳥栖戦でFWバルデスが決めて以来、リーグ戦では約10年ぶりのことになった。

 試合が動いたのは後半だった。後半5分、縦パスに抜け出し、左サイドからPA内へ仕掛けてきたFWズラタンをMF高木純平が倒してしまう。後半開始から出場してきたズラタンを止められずに、PKを献上してしまった。これをノヴァコヴィッチにゴール右へ落ち着いて決める。大宮が1-0と先制に成功した。

 数的有利に立ち、リードも奪った大宮は一気に勢いづく。後半15分には追加点。DF渡邉大剛の右CKは得点につながらなかったものの、こぼれを展開。MF東慶悟が頭で弾いたボールはMF河合竜二に奪われるも、これをMFカルリーニョスがカット。左サイドへ流れながら左足を振り抜いた。これが決まり、2-0と差を広げた。

 さらに追加点から3分後の後半18分には試合を決定づけるゴール。渡邉のパスに反応した東がゴールライン際右サイドからクロスを入れる。ファーサイドのズラタンが頭で折り返すと、ノヴァコヴィッチがヘディングシュート。これはMF宮澤裕樹の背中に当たるが、こぼれを拾って自ら左足で流し込んだ。ノヴァコヴィッチの2点目が決まり、3-0に突き放した。

 そして後半32分にはノヴァコヴィッチがハットトリックを達成。MFカルリーニョスの右CKからニアサイドでヘディングシュートを叩き込んだ。大宮にとってJ1でのハットトリックはクラブ史上初。J2では2002年にバルデスが鳥栖戦で実現しており、約10年ぶりのハットトリックとなった。4-0に突き放した大宮は最後まで攻め手を緩めない。後半ロスタイム3分にはダメ押しの5点目。途中出場のFW長谷川悠が右足シュートを叩き込んだ。5-0で試合は終了。大宮が今季最多の5発勝利を飾った。

 一方、5失点で大敗した札幌はこれで5連敗。今季8試合を残して、15位・C大阪との勝ち点差は暫定ながら19差になった。次節、敵地で行われる川崎F戦で敗れた場合、他チームの結果次第ではJリーグ史上最速での降格が決まることになってしまった。

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