beacon

大分が町田から3試合ぶりの勝利を挙げ、勝ち点を61に伸ばす

このエントリーをはてなブックマークに追加
[9.30 J2第36節 町田 1-3 大分 町田]

 J2は30日に第36節を行い、FC町田ゼルビアはホームで大分トリニータと対戦した。前半14分にミスからFW木島悠に先制点を許した町田は、32分にMF幸野志有人のシュートで同点に追い付く。しかし、前半終了間際にはMF為田大貴にもゴールを許し、1-2のビハインドで前半を折り返す。後半8分にはFW勝又慶典とFW平本一樹を投入し、反撃に出た町田だったが、同26分にはCKをDF石神直哉に直接決められて点差を広げられてしまった。このまま大分が3-1で勝利し、連敗を2で止めている。

 町田は前節の富山戦(3-2)で出場停止だったMF鈴木崇文がスタメンに復帰。大分は栃木戦(0-1)から2人を変更。MF為田大貴、FW木島悠が先発出場している。
[スタメン&布陣はコチラ]

 序盤からセットプレーでチャンスをつくったのは、アウェーの大分だった。前半10分のCKからFW森島康仁のシュートはGK修行智仁が好セーブ。そのこぼれ球を拾ったDF阪田章裕のシュートもDFがブロックする。続くCKでは、森島がフリーでヘッドを打つが、ボールを枠に飛ばせない。その3分後にはFKを得ると、FWチェ・ジョンハンがヘッドで合わせたが、シュートは枠を越えて行った。そして前半14分、木島がGK修行にプレスをかけて、ミスを誘ってボールを奪う。そのまま無人のゴールにシュートを流し込み、大分が先制した。

 先制を許した町田は、少しずつボールを回し始めるが、大分のプレスに苦しみ、なかなか前線へパスを通せない。それでも前半32分、高い位置でボールを奪い返すと、左WB津田和樹が落としたボールをPA内で受けた幸野がダイレクトでシュートを決めて、町田が試合を振り出しに戻した。

 このまま前半を折り返すと思われたロスタイム、大分が追加点を挙げる。MFチェ・ジョンハンのミドルシュートがDFに当たり、ゴール前に転がると、後方から飛び出した為田がGKとの1対1を確実に決めて、2-1と再びリードして前半を折り返す。

 後半に入ると、1点を追う町田が攻撃に出る。後半8分には勝又、平本を同時に投入し、ディミッチをトップ下に落として、大分の高い最終ラインの背後を狙う。後半17分にはディミッチのパスから勝又が決定機を迎えたが、シュートは大きく枠を越えた。

 町田の攻撃に耐えた大分は、後半25分にMF宮沢正史が強烈なミドルシュートを枠に飛ばす。GK修行が触れたボールは、クロスバーに当たってピッチ外に出る。これで得たCKを石神が直接決めて、リードを2点に広げた。後半41分に大分は、チェ・ジョンハンを下げてDF若狭大志を投入し、守りを固める。町田に2点目を許すことなく、3-1で勝利した大分が、勝ち点を61に伸ばした。
(取材・文 河合拓)

TOP