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横浜FMが今季最多の4発圧勝、前田欠場の磐田は見せ場なく3連敗

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[10.20 J1第29節 横浜FM4-0磐田 日産ス]

 横浜F・マリノスはホームでジュビロ磐田に4-0で快勝し、3試合ぶりの白星を飾った。リーグ戦では今季最多の4得点。守備陣も3試合連続の無失点に抑え、これで4戦負けなし(2勝2分)となった。一方の磐田は今季初の3連敗を喫した。

 効果的に得点を重ねた。FWマルキーニョスが出場停止明けで先発復帰した横浜FMは前半14分、MF中村俊輔のスルーパスに抜け出したマルキーニョスが先制点。立ち上がりから試合の主導権を握ると、同35分にはオーバーラップしたDFドゥトラが左サイドから仕掛け、こぼれ球をMF兵藤慎剛が押し込んだ。

 2点リードで折り返した後半も横浜FMのペースで試合は続く。左サイドのFW齋藤学が抜群の個人技でDF駒野友一の股間を抜くドリブル突破を見せるなど磐田を押し込み、反撃を許さなかった。すると後半26分、高い位置でMF中町公祐が相手のパスミスをカット。素早くマルキーニョスに預け、最後は中村がPA手前から左足ミドルをゴール右隅に突き刺した。

「高い位置で奪ってのショートカウンターは全員が意識している。ボランチのところで取って、ショートカウンターがうまくいった」。中村がそう振り返る3点目で勝負あり。後半39分には途中出場のFW小野裕二の突破から中町がダメ押しの4点目を決めた。

 今季最多の1試合4得点で圧勝を飾った横浜FM。日本代表の欧州遠征から戻ってきたばかりのDF栗原勇蔵、出場停止のDF小林祐三を欠いた最終ラインも最後まで集中力を切らさず、無失点に抑えた。磐田は日本代表の欧州遠征中に左太腿を痛めたFW前田遼一の欠場が響いたか、攻守にいいところのない完敗で泥沼の3連敗となった。

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