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[PSM]3失点も選手たちは3バックに手ごたえ、鈴木「悲観する内容ではない」

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[2.17 ちばぎんカップ 柏0-3千葉 柏]

 この試合では柏レイソルが新システムとして取り組む3バックは残念ながら機能しなかった。後半は昨年までの4-2-3-1のシステムに戻して試合に臨んだが、無念の3失点敗戦。だが試合後選手たちは一様に手ごたえも口にした。

 前半19分、左サイドからクロスを上げられMF米倉恒貴に先制弾を許した。後半15分に米倉に奪われた追加点も右サイドからのクロスを合わされたもの。3点目のナム・スンウの得点もサイドを崩されてのものだった。「90分を通して集中した守備をしなければいけないと思った。簡単にサイドを突かれてしまった」。唇を噛んだDF鈴木大輔。だが得たものも大きいと語る。「サイドのバランスを考えたい。受け渡しにしても、ボランチ、SBとの関係にしても修正できた部分もあった。きょうの内容は悲観する内容ではなかった」。

 3バックの一角を担ったDF増嶋竜也も「3バックの方が守備が出来る。3バックの中で攻撃をいかに出していけるか。(前半3バック、後半4バックをやって)監督がどっちが良かったと判断するか分からないけど、個人的には3バックの方がセンターに3人いるだけに、しっかり守れると思う」。ボランチとして先発したMF谷口博之も「チャンスもまあまあ作れた」と悲観する様子はない。

 J最遅の始動となった柏。だが増嶋は数少ない実戦の場で経験を積むといった部分では最高の“練習相手”となったと話す。

「実戦で試す機会というのは少ないですが、今日のような4バックの相手に対してどう対応ができるかという意味ではいい経験になった。(9日の練習試合で対戦した)浦和のように同じフォーメーションならハマるというのは感じている。今日も難しい部分もあったけど、今後に向けてはいい経験になったと思う。こればかりは実戦で経験を積んでいくしかない」

 来週末の23日には、いよいよ今季初のJ公式戦ゼロックス・スーパー杯も開幕。27日からはAFCチャンピオンズリーグも待ち構える。試すという意味では不完全かもしれないが、実戦を重ねた上で、完成度を高めていくことを誓っていた。

(取材・文 児玉幸洋)

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