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FW齊藤の2発で熊本が今季初勝利、松本はホーム開幕戦を飾れず

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[3.17 J2第3節 松本1-2熊本 松本]

 開幕2連敗中だったロアッソ熊本はアウェーで松本山雅FCを2-1で下し、今季初勝利をおさめた。開幕2試合はいずれもアウェーだった松本にとって今季3戦目がホーム開幕戦だったが、1万3000人近い観衆の前で勝利を挙げられず、今季初黒星となった。

 松本がJ2初参戦となった昨季、熊本は1分1敗とホーム、アウェーともに勝てなかったが、この日はFW齊藤和樹の2得点で対松本戦初勝利を飾った。まずは前半28分、左サイドでボールを受けたMF藤本主税がDF片山奨典のオーバーラップを待ってパス。片山のクロスに齊藤がヘディングで合わせ、先制点を奪った。

 強風が吹き荒れるコンディションで行われた一戦。前半、風上に立った松本はセットプレーから同点ゴールを狙うが、想像以上にボールが伸び、なかなかゴールを割れない。前半32分にはDF鐡戸裕史のクロスにFW塩沢勝吾が倒れ込みながら頭で狙ったが、枠を捉え切れず、熊本の1点リードのまま前半を折り返した。

 ホーム開幕戦を勝利で飾りたい松本は後半開始から果敢に熊本ゴールに迫る。後半4分、右クロスから塩沢がヘディングシュート。同5分にはCKからDF飯田真輝が頭で狙うが、1点が遠かった。

 すると、松本の猛攻に耐えた熊本が後半34分に貴重な追加点を決める。右サイドで粘ったMF大迫希がグラウンダーのクロス。ゴール前でFWファビオがDF2人を引き連れてスルーし、齊藤が右足で流し込んだ。2-0とリードを広げた熊本は後半ロスタイムにCKからMF玉林睦実に1点を返されるが、そのまま2-1で逃げ切り、開幕からの連敗を2で食い止めた。

 試合後、2得点の齊藤は「苦しい戦いだったが点が取れてよかった。自分の狙った位置にいいボールが来て、パスがよかったと思う。DF陣がゼロで抑えてくれていたので、攻撃陣が点を取らないといけないと思ったし、バランスよく戦うことができた」と、攻守がかみ合って手にした今季初の勝ち点3を喜んだ。

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