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無敗対決は10人の群馬が横浜FCの猛攻に耐えて今季初勝利!!

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[3.20 J2第4節 群馬1-0横浜FC 正田スタ]

 J2は20日に第4節を各地で行い、ザスパクサツ群馬はホームで横浜FCと対戦した。前半19分にFW平繁龍一のゴールで先制した群馬は、後半14分にMF黄秀誠が、この試合2枚目のイエローカードを受けて退場となる。一人少なくなった中でも、横浜FCの猛攻に耐え抜き、1-0で勝利。開幕から3分の草津が秋葉忠宏監督体制で、初勝利を挙げた。一方、ここまで1勝2分と無敗だった横浜FCは、開幕4戦目にして初黒星を喫している。

 前半5分、最初のチャンスは横浜FCが迎える。相手DFのクリアーボールを拾ったMF松下裕樹が強烈なシュートを放ったが、惜しくもクロスバーを越えて行った。同16分にも横浜FCはMF野崎陽介が最終ラインの裏を取ってシュートしたがGKに防がれた。序盤のピンチを凌いだ群馬が、19分に先制点を挙げる。右サイドからDF夛田凌輔が入れたクロスを、平繁がヘッドで突き刺し、先手を取った。このまま前半は1-0と群馬がリードして折り返す。

 後半開始と同時に、群馬はMF加藤弘堅に代えて、MF坂井洋平を起用する。対する横浜FCも初先発のルーキーFW青木翔太に代えて、MF高地系治をピッチに送り出した。後半14分に横浜FCのMF寺田紳一がドリブルで攻め上がると、黄秀誠がファウルで止める。これで黄秀誠は2枚目のイエローカードで退場となり、10人で残り時間を戦うことになった。

 これを見て、山口素弘監督が動く。MF佐藤謙介に代えて、昨季チーム最多得点のFW大久保哲哉とFW田原豊の2トップに変更した。群馬も同タイミングでFWエデルを下げて、DF増田繁人を起用した。人数が減ったことで、群馬は守備を固める戦い方が明確になった。

 攻め切れない場面の多かった横浜FCは、さらにMF小野瀬康介を起用し、攻撃を活性させる。後半33分にはPA内でロングボールを受けた田原がトラップからシュートを放ったが、GK内藤圭佑に防がれる。その後も右サイドの小野瀬がチャンスをつくるが、なかなか得点を挙げられない。

 群馬は後半38分にFW青木孝太に代えて、MF横山翔平がピッチに入った。攻め続ける横浜FCは、後半42分に松下のFKを田原がヘッドで捉えるが、ゴールの右に外れて行く。結局、試合は1-0のまま終了。今季無敗同士の一戦は、群馬が勝利している。

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