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前節不敗の止まった大宮が確実に勝ち点3獲得…広島戦で負傷の富山も復帰

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[5.18 J1第12節 大宮2-1湘南 NACK]

 大宮アルディージャがホームで湘南ベルマーレを2-1で下した。前節仙台に敗れ、リーグ戦の不敗が21でストップてしまった大宮だが、下位チーム相手に確実に勝利し、首位をキープした。

 先制は大宮。前半15分、左サイドからMFチョ・ヨンチョルがクロスを上げると、ファーサイドのMF渡邉大剛が折り返す。これをFWズラタンがヒールで流し込み、先取点を奪った。しかし直後の同18分、湘南はDF大野和成がCKを直接頭で合わせて、すかさず試合を振り出しに戻した。

 この後はこう着した展開が続いた。湘南が後半29分までに3枚のカードを切り積極的にゲームを進めたのに対し、大宮は同29分に初めてカードを切る。チョに代えてルーキーFW富山貴光を投入。富山は今月6日に行われた広島戦で後半39分に決勝点を奪った際に相手GKの増田卓也と激しく接触した。増田がピッチまで入ってきた救急車で運ばれるという大事故となった。富山自身も担架でピッチを後にし、脳震盪のほか、顔面打撲、下顎部裂傷と診断された。以来公式戦3試合ぶりのベンチ入りを果たした富山。ピッチに入った際にはスタジアム中が大きな拍手に包まれた。

 勝ち越し点を奪ったのはやはり大宮だった。後半36分、ワンタッチでボールを繋ぐと、最後はMF渡邉大剛が決めて、勝ち点3を手繰り寄せた。勝ち越し点を奪った渡邉は、「連敗は絶対避けたかった。結果を示すことができてうれしい」と勝利を喜んだ。

 前節、仙台に敗れ不敗記録がストップしてしまった大宮。仕切り直しとなった大事な一戦で確実に勝ち点3を獲得した。今年の大宮はホンモノだ。

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