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「これ以上負けられない」、前節首位を明け渡した神戸が水戸に快勝

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[6.1 J2第17節 水戸0-2神戸 Ksスタ]

 ヴィッセル神戸水戸ホーリーホックに快勝した。前節鳥取にまさかの敗戦を喫した神戸。G大阪に勝ち点で並ばれ、第2節から守り続けていた首位の座を明け渡してしまった。だが連敗だけは避けたい今日のゲームを2-0でものにした神戸。先制点を決めたDF奥井諒は「ここ最近、不甲斐ない試合が続いていたが、これをきっかけにしたい」と意気込んだ。

 前半、風上に立った神戸が先制に成功した。前半32分、左サイドからパスを繋いで右サイドに展開した神戸。MF橋本英郎が奥井にパスを出すと、奥井は右足を一閃。風に乗ったシュートは左サイドネットを揺らし、神戸に先制点が生まれた。

 先制したことで余裕の出た神戸は後半に入っても落ち着いたゲーム運びをみせた。9分、DF大屋翼の浮き球パスをワントラップで受けたFW田代有三がシュート。これは惜しくも左ポストを叩いたが、同20分、相手DF輪湖直樹のバックパスが短くなったところを見逃さなかったMFマジーニョがカット。PA外まで飛び出してきたGK笠原昂史をかわして、無人のゴールに流し込んだ。

 後半45分からは今季始動直後に股関節を痛め、戦線を離れていたDF茂木弘人を今季初出場させるなど、水戸を圧倒した神戸。特に後半は水戸にチャンスを作らせることなく、ゲームを終わらせた。

「もう少し追加点が取れたかな」。手厳しかった安達亮監督だが、「前節負けていたのでこれ以上負けられないという思いがあった」と連敗しなかったことには一定の評価を与えた。先制ミドルを突き刺した奥井も「負けたあとだったので、勝ち点3を取れてよかった」と表情を緩めていた。

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