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東京Vが飯尾、常盤ゴールで4試合ぶり勝利

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[6.1 J2第17節 東京V2-1愛媛 味スタ]

 3試合勝利のなかった9位・東京ヴェルディが、MF飯尾一慶とFW常盤聡のゴールによって16位の愛媛FCに2-1で勝った。

 東京Vが2発のファインゴールと失点数リーグ最少タイの堅守で勝ち点3を獲得した。東京Vは0-0の後半4分、右スローインをFW高原直泰が収めると、FW前田直輝が左後方へつないだボールをMF鈴木惇が左足一閃。強烈な一撃はこの日好守を連発していた愛媛GK兼田亜季重が弾いたが、このこぼれ球を飯尾が左足で押し込んで先制点を奪う。

 ここ3試合は奪うことのできていなかった先制点で試合を動かした東京Vはさらに15分、左サイドをワンツーで崩したFW高原直泰が右足アウトサイドでクロスボール。これをDFと競りながらPAへ飛び込んできた常盤がアクロバティックな左足ダイレクトボレーでゴールヘ突き刺して2-0とした。

 愛媛にもチャンスはあった。中盤で上手くボールを持ち出すMFトミッチ中心に攻めた愛媛は、中央から仕掛けたトミッチが切り返しからシュートへ持ち込み、トミッチのラストパスからMF加藤大が右足を振りぬくなどゴールヘ迫った。

 そして前半41分にはMF赤井秀一の右クロスを左DFの浦田延尚が右足ダイレクトで合わせた。PAからの強烈な一撃だったが、東京VはGK佐藤優也がビッグセーブ。前半6本のシュートを放った愛媛は後半も浦田やMF村上巧のミドルシュートなどで攻めたが、佐藤の壁を破ることができない。逆に上手くスペースを消しながら、前向きにボールを奪うと一気に厚みのある攻撃をしてくる東京Vに何度も押し戻されていた。後半ラストプレーで左FKからDF代健司が右足で1点を返したが、3連敗となった。

 東京Vの三浦泰年監督は「まだまだ課題も多いですし、時間のかかる部分は多いかなと思います。辛抱強く一歩一歩、これに満足することなくやっていきたい」。試合最終盤には若手選手の教訓となる失点もあった。満足することなく、内容と結果を求めていく。

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