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2トップ躍動の徳島、ホーム戦3連勝

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[6.14 J2第19節 徳島2-0松本 鳴門大塚]

 J2は14日、第19節1日目の14位・徳島ヴォルティス対10位・松本山雅FC戦を行い、ホームの徳島が2-0で勝った。徳島はホーム戦3連勝。一方、今季初の連勝を狙った松本はその挑戦を成功させることができなかった。

 前節、アウェーの山形戦を後半40分からの2発で追いついた徳島が快勝で勝ち点3を加えた。徳島は前半23分、右中間でボールを受けたFW津田知宏が前方のスペースへスルーパス。これに走りこんだFW鈴木達也がニアサイドへ折り返すと、FWドウグラスがコントールから左足を振りぬく。逆を突かれたGKが必死に手を伸ばすが、それを弾いたボールはゴールラインを越えて徳島の先制ゴールとなった。

 初先発だったドウグラスの4月21日以来となるゴール。これでリードを奪った徳島は25分にも右SB藤原広太朗の右クロスからドウグラスが決定的なヘディングシュートを放つ。津田、ドウグラスの2トップ中心に攻めてくる相手に対し、松本は前半27分に早くもFW北井佑季を投入。そのスピードを活かして流れを変え、同点に追いつこうとする。

 32分には左サイドのFW船山貴之を起点にPAのFW塩沢勝吾が背後へ落とし、DF鐡戸裕史が決定的な右足シュート。決定機を作った松本だったが、次の1点を先に奪ったのは徳島の方だった。42分、徳島は左サイドのMFアレックスがPAへボールを入れると、津田が絶妙なファーストタッチでコントロール。そして反転から豪快な右足シュートを突き刺して2-0とした。

 津田の3戦連発となるゴールで突き放されたものの、後半は松本ペース。特に狭いスペースでもボールを通してくる船山と北井が脅威となる。後半2分には船山のスルーパスからMF岩沼俊介が決定的な左足シュート。15分には左サイドで抜群のスピードを発揮した北井がそのままシュートへ持ち込んだ。終盤にも左CKから決定機をつくった松本だったが徳島GK松井謙弥の壁は厚く、得点を奪うことはできず。勝った徳島の小林伸二監督は「今回は入りと前半得点を取れたこと。そしてストライカーの2人が点を取ってくれた。後半はメンタル的に強かった。シュートを打たれましたがゼロで終わってくれた」と決定力を発揮した2トップと守備陣の奮闘を讃えていた。

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