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約1か月ぶりに出場のカズ「圧倒できる試合で圧倒できないのは課題」

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[6.22 J2第20節 横浜FC 2-1 富山 ニッパ球]

 三ツ沢のピッチで、ようやく勝利の瞬間をピッチで味わえた。横浜FCのFW三浦知良は、2-1で迎えた後半33分からピッチに立ち、ロスタイムも含めて約15分間プレーした。「残り15分で難しい時間、難しいスコアでした。ベンチでも『難しい流れだから、うまく入れるようにしよう』と選手たちで話していましたが、うまく入れたし、落ち着かせることも少しはできたかなと思います」と、カズは勝利に安堵した。

 ただ、もっと差を付けられる試合だったとも加えている。「僕が入ってからも、3回、4回くらいチャンスはあった。あの辺で決めないといけない。もう少し圧倒できる試合で、圧倒できていない。あそこで点を取れないのは悔しいし、取れるように成長したい」と、続けた。

 東京Vへの移籍についても言及し、「横浜FCは『今は出せない』ということみたいだけど、昨年の終盤や今年の半年を含めて出場時間が少ない中で、オファーがあったら選手としては当然(移籍を)考える。クラブは『今、連れていかれたら困る』と、『必要な戦力』と言ってくれるが、どれくらい出られるかは重要なこと」と、ピッチに立てる場を求めていくスタンスは貫く。

 Jリーグ出場最年長記録を46歳3か月27日に更新したカズは「明日は練習試合があるので。体調をしっかり整えてやりたい」と、次のアウェー・松本戦の出場を目指し、明日から再びアピールを続ける。

(取材・文 河合拓)

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