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京都5発!アウェーで東京V沈める

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[7.3 J2第22節 東京V0-5京都 味スタ]

 11位の東京ヴェルディと4位・京都サンガF.C.との一戦は、5-0でアウェーの京都が快勝した。

 先にチャンスをつくったのは東京Vだった。前半4分、右FKをファーサイドで折り返し、最後は中央のFW巻誠一郎が右足を振りぬく。だが、GKの好守に阻まれると、逆に京都は6分にFW駒井善成の右クロスからFW三平和司がヘディングシュートを放つ。
 
 そして7分、アウェーの京都がスコアを動かした。敵陣で相手の横パスをインターセプトしたMF工藤浩平が右前方へラストパス。PAへ飛び込んできた駒井がコントロールから冷静に右足シュートを流し込んだ。

 最近3試合で7失点と堅守が崩れてしまっている東京Vは早い時間帯での失点。攻撃の形も上手くつくることができなかった東京Vは、後半開始からFW高原直泰とFW飯尾一慶を同時投入する。だが次の1点を先に奪ったのは京都。後半47秒、京都は縦パスのこぼれ球を三平がスルー。後方からPAへ走りこんできた山瀬が右足シュートを鮮やかに右隅へ突き刺して2-0とした。

 東京Vは直後にMF中後雅喜が負傷によってMF鈴木惇と交代。後半2分の時点で早くも交代カード3枚を使い切る。早く1点の欲しかった東京Vは厚みのある攻撃を見せるが、MF前田直輝も足を痛めてしまうなど、流れを掴むことができない。逆に京都は8分、右CKを中央のDFバヤリッツァが頭で流すと、ファーサイドへ飛び込んだDF酒井隆介が左足ダイレクトでゴールヘ突き刺して勝負の行方を決定づけた。

 京都は試合終了間際の44分にもPAでインターセプトした工藤からのパスを受けたFW原一樹がGKをかわして4点目。さらに48分にはカウンターから左クロスを原が頭でゴールヘ突き刺して試合を締めた。先制点の駒井は「ヴェルディという伝統のあるチームにこうやって勝てたことは自信になる。どんどん上目指して頑張って行きたい」。ここ2試合白星のなかった京都だが、J2の優勝争いへ向けて貴重な勝ち点3獲得。一方の東京Vは5試合連続未勝利となった。

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