[7.7 J2第23節 札幌3-0福岡 札幌厚別]

　コンサドーレ札幌はホームでアビスパ福岡と対戦し、3-0で快勝した。札幌は連敗を2で止め、3試合ぶりの白星。3試合連続無失点中の福岡だったが、4試合ぶりに失点を喫し、6月8日の栃木戦(0-2)以来、5試合ぶりの黒星となった。

　前半12分にMF岡本賢明のゴールで先制した札幌は同38分、DF松本怜大の左サイドからのアーリークロスに飛び込んだMF荒野拓馬がダイレクトボレーで追加点。「いいボールだったのでしっかり決めるだけでした」。昨季、札幌U-18からトップチームに昇格した荒野にとって、これがうれしいJ初ゴールとなった。

　前半45分にも岡本のスルーパスに抜け出した荒野がGKの位置をしっかり確認して、右足で自身2得点目。「これもボールが良かった」と謙虚に話すと、交代する直前の後半39分にカウンターからPA内でDFを2人かわしながらシュートを打たずにパスを選択した場面を振り返り、「しっかり決めないとダメ。頑張ります」と反省も忘れなかった。

　福岡は連戦と移動の疲労からか、見せ場も少なく、0-3の零封負け。前半はシュート2本に抑え込まれ、3点ビハインドで折り返した後半開始から積極的に選手交代を行ったが、流れを変えることはできなかった。