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熊本が9戦ぶり勝利、池谷監督代行体制で初勝利

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[7.20 J2第25節 栃木0-1熊本 栃木グ]

 ロアッソ熊本は敵地で栃木SCと対戦し、1-0で逃げ切った。熊本は月26日に行われた第16節・岡山戦(3-2)以来、9試合ぶりの白星。池谷友良監督代行となってから初勝利を挙げた。一方の栃木は、7試合勝利なし(4分3敗)となってしまった。

 熊本は序盤から栃木に主導権を握られ、一方的に攻め込まれる試合展開。前半はシュートを0本に抑え込まれた。だがこれを耐え抜くと、迎えた後半34分に貴重な先制点を挙げる。カウンターから抜け出したFWファビオが左サイドを駆け上がり、味方の上がりを待って、中央に折り返す。これを受けたFW齊藤和樹がゴール前に走り込んだMF片山奨典に落とし、左足でゴールを決めた。

「本当に危機的な状況の中で数多くの人の支えがあったから今日、耐えて最後になんとかこっちに勝利の女神がほほ笑んでくれたんだと思う」と、ホッとした表情を見せた池谷監督代行。「まだホームで1勝しかできていない。次、ホームに帰ってみなさんに勝ち点をプレゼントしたい」と次節、ホームでの山形戦に向けて気を引き締めた。

 栃木はシュートの精度を欠いた。一番のチャンスは前半34分、MFクリスティアーノのスルーパスに反応したMF杉本真がシュートを放ったがGK南雄太の好セーブに遭い、決定機を逃した。終始、試合の主導権を握った栃木だったが、最後までゴールが遠く、カウンターから失点を許してしまい、順位を7位から10位に落とした。

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