beacon

水戸が来季J1昇格を断念…スタジアムの収容人数が条件満たさず

このエントリーをはてなブックマークに追加
 水戸ホーリーホックは30日、2014シーズンのJリーグライセンス申請について、本拠地のケーズデンキスタジアム水戸の収容人数がJ1クラブライセンスの条件を満たさないため、成績面の条件を満たしたとしても来季はJ1に昇格できないと発表した。

 クラブライセンス制度では、ホームスタジアムの収容人数をJ1は1万5000人、J2は1万人と定められている。水戸のホームスタジアムであるケーズデンキスタジアム水戸は1万136人が入場可能だが、J1の条件に4864人足りない。そのため、水戸市に状況を説明し、協議を重ねてきたが、今回J1クラブライセンスを満たす申請とはならなかった。

 キャプテンのGK本間幸司はクラブ公式HPを通じて、「クラブライセンスの話を聞いてショックではありましたが、それに心を奪われてしまうとプレーに影響することは昨シーズン経験しているので、僕たちはプロサッカー選手としてピッチの上では全力を尽くすことが絶対条件で、しっかり戦っていこうということは選手間でも共有しています」と悔しい思いをコメントしている。

 だが、同時に本間はこれまで通りに6位以内を目標にすることを強調する。「僕たちのシーズン当初のJ1昇格、最低でも6位以内でプレーオフに出場するという目標は変わりません。現在も6位まで勝点4差の位置につけているので、あとは1試合1試合決勝戦のつもりでやっていくだけです。選手はこのチームに新しい歴史を残したいと思っています。チームの状況も良いですし、この時期にチームとしてステップアップできているという実感もあるので、多くのお客さんに見に来てほしいなと思います」と目の前の試合に集中することを誓った。

TOP