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“裏天王山”制した岐阜が最下位脱出、入れ替わった鳥取は12戦勝ちなし

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[9.22 J2第34節 岐阜2-1鳥取 大垣]

 FC岐阜ガイナーレ鳥取との“裏天王山”を制した。前半21分と後半3分にFWスティッペが2ゴールを挙げ、その後の鳥取の反撃を1点にしのいだ。岐阜は第26節以来の最下位脱出に成功した。

 勝敗次第で最下位が入れ替わる21位と22位の“裏天王山”は、Jリーグ初開催となる大垣市浅中公園総合グラウンド陸上競技場でキックオフされた。

 先制の場面は前半21分、スティッペが右サイドに流れたMF染矢一樹にパス。ゴール前に折り返すと、走り込んだスティッペがダイレクトで蹴り込み、主導権を握ることに成功した。

 追加点も岐阜に生まれる。後半3分、DFラインからのロングフィードが前線に入る。これにFW中村祐輝が競り勝つと、こぼれ球をスティッペが右足アウトで流し込み、リードを広げた。

 大一番を簡単に落とすわけにいかない鳥取も直後の後半4分、左サイドからのCKを獲得すると、ニアに入ったDFドゥドゥが打点の高いヘッドで合わせる。しかしドゥドゥの2試合連続ゴールで1点差に迫ったが、最後まで同点ゴールを奪うまでは至らず。岐阜も後半18分に染矢が退場処分を受けるアクシデントに見舞われるが、なんとか逃げ切りに成功した。

「この勝ちはすごく大事だった。ゴールで来て嬉しい」。来日初の1試合2ゴールを挙げたスティッペが喜べば、先月19日に就任した辛島啓珠監督も「選手の勝ちたい気持ちが勝って、いい結果が残せて良かった」と就任後初の連勝、クラブとしては今季2度目の連勝を喜んだ。

 対する岐阜に代わって最下位に転落してしまった鳥取は12戦(6分6敗)勝ち星から見放されている。


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