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大分のJ2降格が決定…C大阪が引導渡す

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[10.5 J1第28節 大分0-2C大阪 大銀ド]

 最下位大分トリニータのJ2降格が決まった。ホームでセレッソ大阪に0-2で敗れ、6連敗。16試合勝ちなし(4分12敗)となり、6試合を残して16位以下が確定した。C大阪は2連勝で9戦負けなし(4勝5分)。逆転優勝へわずかな望みをつないでいる。

 負ければ他会場の結果に関係なく、J2降格が決まる大分。引き分け以上でも15位甲府の結果次第では降格決定となる崖っ縁の状況の中、まずは目の前の試合で5月18日の新潟戦(3-2)以来となる今季2勝目を目指した。前半13分には左クロスからFW森島康仁がヘディングで狙うが、ゴール右へ。その後は地力でまさるC大阪に押し込まれる展開が続いた。

 C大阪は日本代表FW柿谷曜一朗とFW杉本健勇のコンビネーションからチャンスをつくる。前半30分、杉本のスルーパスに柿谷が走り込み、マイナスに戻したボールをMF枝村匠馬が左足でシュート。これはGKの正面を突いたが、同33分、先制に成功した。

 右サイドから中に切れ込んだDF酒本憲幸が杉本とワンツー。右足アウトサイドでゴール前にクロスを入れると、逆サイドの柿谷が倒れ込みながら右足ボレーで折り返し、ゴール正面のMF南野拓実がヘディングで押し込んだ。前節・磐田戦(2-0)に途中出場し、故障から復帰した南野。7試合ぶりの先発出場で7月6日の磐田戦(2-2)以来、今季2ゴール目を記録した。

 1点リードで折り返した後半もC大阪のペースで進む。後半13分、柿谷の横パスから杉本が右足ミドルを狙うが、ゴール右へ。同19分にも杉本が柿谷とのワンツーでPA内に進入。GKとの1対1から右足でシュートを打ったが、GK丹野研太が体を張って防いだ。

 J1残留へ望みをつなぐためにも何とか同点に追いつきたい大分。後半23分、MFチェ・ジョンハンが左サイドから中に切れ込み、右足でミドルシュートを狙ったが、枠を捉え切れない。同39分、左クロスに合わせたFW高松大樹のヘディングシュートもGKの正面だった。するとC大阪は後半アディショナルタイム、途中出場のFWエジノがダメ押しゴール。2-0と勝利を決定づけ、大分をJ2に突き落とした。


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