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暫定13位浮上の横浜FC MF内田「まだ誰もPO進出をあきらめていない」

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[10.20 J2第37節 徳島0-1横浜FC 鳴門大塚]

 リーグ戦で9試合ぶりのスタメン出場を果たした横浜FCのMF内田智也が、価値ある一発を決めた。0-0で迎えた後半6分、右サイドを抜け出したFW永井雄一郎の折り返しをPA内で受けると、浮いたボールを右足で捉えた。ボールはゴール左に決まり、横浜FCが先制した。その後、徳島ヴォルティスの猛反撃をGKシュナイダー潤之介を中心に守り抜き、1-0で勝利を収めた。

 試合後、得点場面を振り返った山口素弘監督は「永井が縦に抜けて、トップの永井がサイドに流れたときは、他の選手が入って行くというところだった」と、狙い通りの形だったことを明かし、「内田のあまり見たことのないようなスーパーゴールだったと思います」と、現役時代に一緒にプレーした経験もあるアタッカーを独特な言い回しで称賛した。

 このコメントを受けて、得点を挙げた内田は「なかなかシュートが入らなくて、悩んでいました。今日は貴重なゴールを取れて良かった」と、第12節の東京V戦(3-1)以来となる今季3点目に安堵の表情を見せ、「永井さんが良いボールをくれたので、僕はシュートを打つだけでした」と、アシストした永井に感謝した。

 すでに横浜FCは、自力でのプレーオフ進出は不可能になっている。それでも、1試合消化の少ないチームを代表し、内田は「まだ誰もプレーオフっていうのをあきらめていないし、とにかくこのまま勝つことが大事だと思うので、このまま続けていきたいと思います。プレーオフを諦めていないので。サポーターのみんなと僕らでプレーオフを目指して頑張っていきましょう」と、シーズンの最後まで全力で戦い抜くことを誓った。

 この日の勝利で、1試合消化の少ない横浜FCは暫定13位に浮上した。中2日で行われる岐阜戦に勝てば、12位に順位を上げる。過密日程となるが、山口監督は「ここからの3連戦に向けて、ずっと準備をしてきた。ホームの三ツ沢に帰れるので、頑張りたいと思います」と、ホーム2連戦への意気込みを語った。


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