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来季J3へJFLからの昇格は最大2チーム、「16クラブまでは増やしたい」

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 Jリーグは29日、2014シーズンよりスタートするJ3リーグの概要記者発表を行った。J2とJ3の入れ替え、J3への入会要件も発表され、J2からJ3への降格はJ2の下位2チームが対象となり、J2の22位チームは自動降格、21位チームは入れ替え戦へ出場する。

 J3からJ2への昇格は、J2ライセンスを付与されていることが前提で、上位2チームが昇格対象となり、J3の1位チームが自動昇格、2位チームは入れ替え戦へ回る。

 J3に参戦するJリーグU-22選抜は、リーグ戦の順位が付き、チーム成績や選手の成績などは表彰の対象となるが、賞金(1位500万円、2位250万円)は支払われない。また、J2とJ3の入れ替えに関してもJ2昇格の対象外で、JリーグU-22選抜が優勝した場合、2位チームを「1位チーム」として取り扱い、JリーグU-22選抜が2位だった場合は3位チームを「2位チーム」として取り扱う。

 J2・J3入れ替え戦は11月30日と12月7日にホーム&アウェー方式で行われ、第1戦がJ3クラブのホーム、第2戦がJ2クラブのホームで行われる。

 JFLからJ3への昇格については、「J3スタジアム要件」「J3ライセンス基準」に関する審査および入会審査に合格したうえで、JFLでの最終順位が4位以内で、JFLに属する「Jリーグ百年構想クラブ」のうち上位2クラブに入っていることが条件となる。

 Jリーグの大東和美チェアマンは、JリーグU-22選抜を含めた12チームでスタートするJ3のクラブ数について「14クラブ、16クラブまでは増やしたい」と、今後の方向性を語り、それ以上にクラブ数が増えたときには「地域制で東西に分けるという考えもある」との持論を語った。

■J2からJ3への降格
・J2は下位2チーム(21位、22位)を降格対象とする
・J2の22位チームは自動降格とし、21位チームは入れ替え戦へ出場権を得る

■J3からJ2への昇格
・J3は上位2チームを昇格対象とする
・J3の1位チームは自動昇格とし、2位チームは入れ替え戦へ出場権を得る
※いずれもクラブライセンス審査を受け、J2ライセンスが付与されていることが前提

■J2・J3の入れ替えに関する、JリーグU-22選抜の取り扱い
・JリーグU-22選抜は、リーグ戦の順位がつき、表彰の対象とはなるが、J2昇格対象外となる
・J2・J3の入れ替えに関しては、JリーグU-22選抜がJ3で優勝した場合は、2位のチームを「1位チーム」として取り扱い、J3で2位に入った場合は、3位のチームを「2位のチーム」として取り扱うものとする

■2014J2・J3入れ替え戦
【開催日】
第1戦:11月30日(日) [J3クラブのホーム]
第2戦:12月7日(日) [J2クラブのホーム]

【大会方式】
・ホーム&アウェー方式で2試合を行い、各試合90分間で勝敗が決しない場合は引き分けとする
・入れ替え戦の勝者は2試合の勝利数が多いチームとする
・勝利数が同じ場合は、次の順によって決定する
(1)2試合の得失点差
(2)2試合におけるアウェーゴール数
(3)第2戦終了時に30分間の延長戦
※延長戦ではアウェーゴールルールは適用されない
(4)PK方式

【出場資格】
(1)J3の1位・2位クラブがJ2ライセンスを保有する場合
・J2の22位チームとJ3の1位チームが自動入れ替えとなる
・J2の21位チームとJ3の2位チームで入れ替え戦を行う

(2)J2ライセンスを保有するクラブがJ3の1位のみだった場合
・J2の22位チームとJ3の1位チームが自動入れ替えとなる
※J2・21位の降格はなくなり、入れ替え戦は行わない

(3)J2ライセンスを保有するクラブがJ3の2位のみだった場合
・J2の22位チームとJ3の2位チームで入れ替え戦を行う。
※J2・21位の降格はなくなり、自動昇降格はない

(4)J2ライセンスを保有するクラブがJ3の2位以内に入らなかった場合
・J2とJ3間の入れ替えを行わない
※J2クラブの降格はなくなり、J3・3位以下の繰り上げはない

■J3への入会要件(JFLからJ3への昇格)
[1]「J3スタジアム要件」に関する審査
[2]「J3ライセンス基準」に関する審査
[3][1][2]に合格することを前提として実施される入会審査

上記[1][2][3]に合格し、かつJFLの最終順位が4位以内で、JFLに属する「Jリーグ百年構想クラブ」のうち、上位2クラブに入っていること

(取材・文 西山紘平)

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