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山形がホーム開幕戦で初勝利…ラモス岐阜の勢い止める

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[3.16 J2第3節 山形3-1岐阜 NDスタ]

 第3節にてホーム開幕戦を迎えたモンテディオ山形が、2連勝と好調のFC岐阜を3-1で下して、今季初勝利を挙げた。

 試合前から雨が降り続いたため、水が浮く難しいコンディションの中で試合は始まった。

 立ち上がりから主導権を握ったのは山形だった。前半17分にはFW萬代宏樹がドリブル突破から決定機。しかしこれはゴールラインぎりぎりのところでDF木谷公亮のスライディングカットに遭い、得点とはならなかった。

 だが前半25分に試合が動く。萬代が縦に仕掛けるとDFにカットされるが、左サイドから猛然と走り込んだMF伊東俊がそのままシュート。1度目のシュートはGK川口能活に防がれるが、跳ね返りを押し込み、山形に先制に成功した。

 後半は激しくゲームが動く。まずは26分、山形はゴール前でFKを獲得すると、MF宮阪政樹が直接狙う。GKの前でワンバウンドするシュートは川口に防がれたが、こぼれ球を萬代が押し込み追加点を奪う。

 岐阜も直後の後半27分、左サイドからのCKを獲得すると、DF阿部正紀の折り返しを、FW難波宏明が押し込み、再び1点差に迫る。難波は自身初の3試合連続ゴールとなった。

 しかし次の得点は山形に生まれる。後半30分、右サイドを突破したDF舩津徹也がグラウンダーのクロスを入れると、ニアに詰めたFWディエゴが体勢を崩しながらも左足でコースに流し込む。新エースが2試合連続ゴールで勝利をグッと引き寄せた。

「今J2でトップの岐阜に対して選手たちは勇気を持って戦ってくれた」と新天地での初勝利を喜んだ石崎信弘監督。先制点を奪った伊東は「ホームで勝利出来たことは大きい。これからもっとチーム全員で勝てるように頑張ります」と意気込んだ。

 対するホーム2連勝と好スタートを切っていた岐阜だが、今季初のアウェー戦で完敗。ここまで1失点と安定していた守備陣も3失点と崩壊。ハーフタイムにラモス瑠偉監督に「絶対にチャンスが来るので狙っていこう」と送り出されたイレブンだが、ホーム開幕戦に燃える山形の前に勢いも封じられてしまった。

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