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駒野弾を守り切った磐田が山形を下す、殊勲の駒野「負けた後の試合が大事」

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[6.28 J2第20節 山形0-1磐田 NDスタ]

 J2は28日、第20節を各地で開催し、NDソフトスタジアム山形ではモンテディオ山形ジュビロ磐田をホームに迎えた。前半をスコアレスで折り返した試合は、後半30分にDF駒野友一のゴールで先制した磐田がそのまま逃げ切って、1-0の完封勝利を収めた。殊勲の駒野は「浮かすことなくゴールを決めることができて良かった」と自身の決勝ゴールを振り返った。

 序盤は山形にゴールを脅かされたものの、徐々にリズムを作り始めた磐田。前半16分にミドルレンジからFW前田遼一がファーストシュートを放ったが、浦和から移籍したばかりのGK山岸範宏の正面に飛んで先制点を奪うには至らない。その後、MF山田大記やMF松井大輔がシュートを狙うが、ともに枠を捉えることはできなかった。

 すると、集中した守備で磐田の攻撃を封じた山形が前半終盤に猛攻を仕掛ける。前半36分にFW中島裕希のパスからMF秋葉勝が強烈なシュートを放ったが、GK八田直樹に弾き出された。直後のCKではDF石川竜也からフリーのMFディエゴが左足で合わせたものの、ゴールマウスに入っていたDF宮崎智彦のクリアに遭う。さらに同39分にはMF宮阪政樹のFKからDF當間建文がヘッドで合わせたが、これも八田のセーブに遭って先制点を奪えず。スコアは動かないまま前半終了のホイッスルが吹かれたが、前半の磐田のシュート3本に対し、山形は11本のシュートを放って積極性を示した。

 後半序盤にシュートチャンスを作ったのは磐田。後半6分、カウンターからボールを運んだ松井が右サイドの山田へパスを送ると、山田のクロスに走り込んだ前田がヘッドで合わせるもシュートは枠を外れた。さらに同13分には駒野のCKからDF藤田義明がヘディングシュートを放ったが、こちらも枠を外してしまった。

 その後は一進一退の攻防が続いたが、後半30分についに磐田がスコアを動かす。CKの流れからMF小林祐希のパスをダイレクトで合わせた駒野のシュートがネットを揺らし、待望の先制点を奪った。

 両チームともに最後までゴールを狙ったが、このままスコアは動かず。1-0で逃げ切った磐田は2試合ぶりの白星を獲得した。試合後のインタビューに答えた駒野は、「(前節の湘南との)首位攻防戦で負けていたので悔しさはあったし、負けた後の試合が大事だと思っていたので、その気持ちが今日の勝利につながったと思う」と語ると、今後に向けて「湘南と勝ち点は離れていますが、しっかりと勝ち続けて、次回湘南と当たるときには勝てるようにしたい」と意気込みを語った。


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