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逃げ切り失敗で降格圏転落の大宮…広島は猛攻実らずドロー決着

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[11.2 J1第31節 広島1-1大宮 Eスタ]

 J1は26日、第31節を各地で行い、エディオンスタジアム広島ではサンフレッチェ広島大宮アルディージャをホームに迎えた。前半に大宮が先制した試合は、後半30分に広島が同点に追い付く。その後スコアは動かずに1-1のドローに終わり、勝ち点1を分け合った。

 思わぬ形で試合は動いた。前半11分、MF増田誓志が打ち込んだ縦パスをFWズラタンがワンタッチで流すも味方には合わず。大宮の攻撃が終了して広島が攻撃を組み立てると思われたが、そのボールに反応したDF塩谷司がまさかのキックミス。ボールを処理しようとしていたGK林卓人が懸命に追い掛けるも、ゴールマウスに吸い込まれてしまい、オウンゴールで大宮に先制点がもたらされた。

 なかなかシュートまで持ち込めない広島は、前半21分に左サイドから中央に切れ込んだMF柏好文が左足で柔らかなタッチでゴールを狙うも、惜しくもボールは枠を捉えなかった。しかしその後は、守備に重心を置く大宮を崩し切れずに決定機を生み出せず。1-0と大宮がリードを保ったまま、前半終了のホイッスルが吹かれた。

 後半立ち上がりから広島が圧力を掛け、猛攻を仕掛けるが、ゴール前に人数を割いてゴールを死守する大宮の守備にはね返され続ける。その後もピッチをワイドに使い、両サイドから攻略を試みるも大宮ゴールをこじ開けられない広島は、後半25分にFW佐藤寿人に代えてFW皆川佑介を投入。すると、大宮はDF福田俊介を投入して5バックにして、逃げ切りを図る。

 しかし後半30分、広島がついに大宮ゴールをこじ開ける。右サイドを突破した柏のクロスをMF山岸智がヘッドで叩き込んで、試合を振り出しに戻した。逃げ切りに失敗した大宮は同37分にFWムルジャを投入して勝ち越し点を狙いに行こうとするが、同43分に皆川にポスト直撃のシュートを放たれるなど防戦一方に。しかし、最後までスコアは動かずに1-1のまま、試合終了を迎えた。他会場の清水が勝利を収めたため、大宮は降格圏となる16位に転落している。


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