beacon

選手権決勝は「うらやましかった」…桐生一から千葉加入、DF乾の誓い

このエントリーをはてなブックマークに追加

 もしかしたら、自分がその場に立っていたかもしれない――。年始に行われた全国高校選手権決勝を、桐生一高からジェフユナイテッド千葉への加入が決まっていたDF乾貴哉は、「うらやましい」という思いで見つめるしかなかった。

 187センチの大型SBの乾を擁する桐生一は、選手権群馬県予選準決勝で前橋育英に1-4で敗れた。2年時には辿り着いた選手権の舞台に、最終学年では立つことができずに涙を飲んだ。さらに、桐生一に勝利した前橋育英が、埼玉スタジアムで行われた選手権決勝まで進出したことで、「自分たちが負けたチームだったので、うらやましいなという気持ちが大きかったです」と悔しさを滲ませた。

 しかし、これからはプロサッカー選手として、大勢の観客の前でプレーする機会が待っている。観戦でも訪れたことのないというフクアリでのプレーを「楽しみです」と語った18歳の若者は、「早くその舞台に立てるように、そしてファンの皆様の期待を裏切らないように頑張ります」と視線を上に向けて話した。

(取材・文 折戸岳彦)
▼関連リンク
2015シーズン新体制&背番号一覧

TOP