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3戦連発、2戦連続2発…誰も宇佐美を止められない「東くんのミスを救えた」

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[4.12 J1第5節 清水2-3G大阪 アイスタ]

 ガンバ大阪が敵地で清水エスパルスを3-2で下した。前半29分にFW宇佐美貴史のゴールで先制したG大阪は、後半5分にパトリックのゴールで加点。同点とされて迎えた後半35分には宇佐美がこの日2点目を決めた。昨季3冠王者がリーグ3連勝、公式戦4連勝と調子を上げてきた。

 役者が違った。宇佐美は前半29分、MF阿部浩之のロングボールをFW宇佐美貴史が右足でコントロール。振る向きざまワンタッチでDF2人を置き去りにするスーパートラップをみせると、GKと1対1を難なく制し、先制点を奪った。「いいコントロールでいいところに置けた。すべてコントロールで決まったかなと思います」。

 さらに2-2の同点で迎えた後半35分、DF3人に囲まれていたが、ドリブルを開始。右サイドに流れると、相手のスライディングをかわし切り、右足でニアサイドを抜く豪快弾で、決勝点を奪った。「得点がチームの結果に繋がったので、うれしく思います」。前節・名古屋戦に続く2発、3戦連発で今季6得点目を奪った宇佐美。日本代表で初ゴールを上げて勢いに乗る22歳が、完全覚醒の時を迎えた。

 同点とされたプレーが宇佐美の闘志に火を点けていた。後半19分、ボールをキャッチしたGK東口順昭が、背後から忍び寄るFW大前元紀に気付かず、ボールをリリース。その瞬間を狙われて、同点弾を浴びていた。「東くんがああいうミスをしてしまった。ACLでもリーグでも東くんがチームを救ってくれていた。そのミスを攻撃陣が取り返せたらと思っていた」と話した宇佐美。「結果的に東くんを救えたようになったので、それが嬉しいです」と笑顔を見せた。 


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