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泉澤のプロ初ゴールが決勝点、大宮が4位浮上…愛媛は4連勝後2連敗

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[5.3 J2第11節 大宮1-0愛媛 NACK]

 大宮アルディージャがホームで愛媛FCを1-0で下した。

 この日唯一の得点は前半38分に決まった。愛媛がバックラインでボールを回していると、DF林堂眞が躓いてしまう。このミスを見逃さなかったMF泉澤仁がボールを奪うと、GKと1対1まで持ち込む。シュートを冷静に蹴り込む。大卒2年目MFのプロ初ゴールで大宮が1点先行に成功した。

 前半はシュート数0-12と押し込まれた愛媛だが、後半12分にDF三原向平がシュートを放つと、そこから立て続けにチャンスを作る。しかし同18分の三原のシュートや、同25分のFW西田剛のシュートはいずれもGK加藤順大の好セーブに阻まれた。

 さらに大宮にピンチが訪れる。後半35分、FW清水新太郎が競り合いの際に肘を使ってしまい、この日2枚目のイエローカードを受けて退場。残り時間、10人での戦いを強いられた。

 しかし、加藤を中心に最後まで粘り強い守備を見せた大宮。後半41分にも西田に決定機を作られたが、加藤が弾き出して、同点弾を与えなかった。大宮は4戦敗けなし。順位を1つ上げて4位に浮上した。愛媛は3連敗のあと4連勝と巻き返したが、その後また2連敗と戦いが安定しない。

 プロ初ゴールが決勝弾となった泉澤。「やっと取れたな」とホッとした表情も浮かべたが、「前線からの守備を意識した。あとはゴールに流し込むだけだった」と振り返ると、「素直にうれしい。勝てたことが良かった。サポーターのみんなが応援してくれていたので力に変えた」と初々しい笑顔を弾けさせた。


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