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大分トンネル抜けた!14試合ぶり勝利で最下位脱出

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[7.12 J2第23節 東京V1-2大分 味スタ]

 大分トリニータが敵地で東京ヴェルディを2-1で下した。大分の勝利は4月26日の第9節・長崎戦以来、14試合ぶりとなった。また勝ち点を19に伸ばしたことで、横浜FCに0-1で敗れたFC岐阜と並んだが、得失点差で上回り、最下位を脱出した。

 大分が長いトンネルを抜けた。得点が決まったのは後半5分、DFのクリアボールをGKが弾くと、こぼれ球にMF西弘則が詰める。これは惜しくも右ポストを叩いたが、後ろから走り込んだFW高松大樹が左足で低い弾道のシュートを蹴り込み、先制に成功した。

 追加点もすぐに生まれる。後半14分、FW三平和司の横パスに反応したMF為田大貴が右足を一閃。豪快なミドルを突き刺し、勝利をグッと引き寄せる。

 守備陣も何とかこのリードを守り抜こうと奮闘する。後半25分にMF南秀仁にゴールを許してしまったが、2-1で逃げ切り、勝ち点3を死守した。

 スタートダッシュで躓いた大分は、6月1日に田坂和昭前監督を解任。以降は柳田伸明強化・育成部長が代行を務めてきた。しかし3人の候補に断られるなど、後任人事は思うように進まず、柳田氏が正式に監督に就任して、チームの立て直しを目指した。

 試合終了の瞬間、雄叫びを挙げてガッツポーズを見せた柳田監督。約2か月半ぶり、就任後初勝利に「本当に今まで苦労しましたけど、この勝ち点3はこれから巻き返していく上で、勝ち点3以上の重みを持つと思う」と喜びを噛みしめた。
 

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