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大久保、J1通算150点弾からハット達成!! 川崎Fが名古屋に6発圧勝

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[9.19 第2ステージ第11節 川崎F 6-1 名古屋 等々力]

 J1は19日、第2ステージ第11節を行い、等々力陸上競技場で川崎フロンターレ名古屋グランパスが対戦し、川崎Fが6-1で圧勝した。

 ホームの川崎Fは9月12日に行われた第10節甲府戦から先発の入れ替えはなく、前節と同じ11人がスターティングメンバーに名を連ねた。一方の名古屋は前節仙台戦から先発2人を入れ替え、FW川又賢碁と出場停止の明けたMF矢野貴章が先発起用された。[スタメン&布陣はコチラ]

 序盤からリズムをつかんだのはホームの川崎Fだった。前半13分には決定機を創出し、右サイドのMFエウシーニョが送ったクロスをFW大久保嘉人がヘディングで合わせたものの、ボールはゴール左へと外れた。その後も攻勢を掛ける川崎Fは同15分、中央突破したエウシーニョが枠内にシュートを飛ばすがGK楢崎正剛にストップされ、同19分にはMF大島僚太がミドルシュートでゴールを脅かしたもののゴールマウスを捉え切れなかった。

 一方の名古屋はなかなか攻撃の形を作れなかったが、徐々に敵陣深くまでボールを運ぶ場面を増やしていく。前半22分、MF小川佳純のスルーパスに反応したFW永井謙佑がシュートまで持ち込んだが、ボールはゴール左に外れた。さらに同26分には永井のスルーパスを小川が受け、グラウンダーのクロスからMF田口泰士が狙うも先制点を奪うには至らなかった。

 すると前半35分、川崎Fが先制に成功する。左サイドからMF中村憲剛が送ったクロスはDF本多勇喜に触れられるが、こぼれ球にFW小林悠が反応。鋭い切り返しで寄せてくる小川を一気に振り切ると、右足から繰り出したシュートでゴールネットを揺らした。

 攻勢を掛ける川崎Fは前半44分、ゴール前でボールを受けたFW田坂祐介が鮮やかなミドルシュートを叩き込んでリードを2点差に広げる。さらに直後の同45分にはMF大島僚太からパスを受けた大久保がボールを持ち出してシュートコースを作り出すと、強烈なミドルシュートをネットに突き刺して3点目を記録した。このゴールは大久保にとってJ1通算150得点目となるメモリアルゴールとなった。

 3-0と川崎Fがリードして後半を迎えると、名古屋はMF矢田旭に代えてFW野田隆之介、MF磯村亮太に代えてMFダニルソンを投入して流れを変えようと試みる。前半8分にはCKの流れからDF田中マルクス闘莉王がヘッドで折り返したボールをダニルソンが狙うも、シュートは枠上へと外れてしまう。

 すると後半12分に川崎Fが流れるようなパスワークから追加点を奪取する。大久保のスルーパスから右サイドを駆け上がった田坂がボールを受けると、折り返しをゴール前でフリーになったエウシーニョが蹴り込んでスコアを4-0とした。その後も攻撃の手を緩めない川崎Fは同22分、中村、田坂、MF中野嘉大とつないだボールから最後は大久保が押し込んで5点目を記録。

 劣勢に立たされた名古屋をさらにアクシデントが襲う。後半27分に永井が負傷退場。同23分にDF牟田雄祐を投入して3枚目のカードを切っていた名古屋は、残り時間を10人で戦うことになってしまった。

 後半30分にFKの流れから最後は闘莉王が蹴り込んで1点を返し、意地を見せた名古屋だったが反撃はここまで。後半アディショナルタイムにはカウンターから大久保がハットトリックとなるゴールを流し込み、川崎Fが6-1で快勝した。

(取材・文 折戸岳彦)
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