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ハットでJ1通算152得点!! 川崎F大久保「外すイメージしかなく緊張した」

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[9.19 第2ステージ第11節 川崎F 6-1 名古屋 等々力]

 節目となるJ1通算150ゴールを皮切りに、151ゴール、152ゴールと積み重ねてハットトリックを達成した。

 この試合までにJ1リーグで積み重ねたゴールは149。150ゴール目前に迫っていた川崎フロンターレFW大久保嘉人は、2-0とリードした前半45分に魅せる。ゴール前でMF大島僚太からパスを呼び込むと、ボールを持ち出してシュートコースを作り出し、右足で強烈なミドルシュートを突き刺した。「打とうと決めていたので、トラップした瞬間からイメージどおりでした」。

 この得点で乗った男は、後半22分に左サイドを突破したMF中野嘉大のグラウンダーのクロスを流し込んで2点目を記録。さらに後半アディショナルタイムには、FW杉本健勇のパスから抜け出すとGK楢崎正剛との1対1を制してネットを揺らし、ハットトリックを完成させた。

「中野とはこれまでああいう形が得点につながっていなかったので、今日は得点になったことで俺よりも中野がホッとしたと思う。3点目は健勇がパスを出してくれて、あれだけ1対1になると外すイメージしかないし緊張したけど、自分を信じて思い切り打ちました」

 この日積み上げた3ゴールにより、J1リーグ通算得点は152となり、150点超えはFW中山雅史、FW佐藤寿人、FWマルキーニョスに続き、史上4人目の記録達成となった。157点でトップに立つ中山まで、あと5点に迫ったが、「欲張り過ぎない」と笑った。

「ここまで取れるとは思っていなかったし、自分でもビックリしていますが、これからもサッカーを続けるので数字を積み重ねていきたい。ただ、欲張り過ぎると点が取れなくなるかもしれないから、1試合1試合取れるようにやっていきたい」

 今季の得点ランキングでFW宇佐美貴史をかわして単独首位になった点取り屋は、3年連続得点王、そしてJ1リーグ通算得点記録の更新を視野に入れ、今後も得点を積み重ねていく。

(取材・文 折戸岳彦)
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