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次節にも降格決定の山形、石崎監督の来季続投を発表

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 モンテディオ山形は21日、石崎信弘監督が2016シーズンも引き続き指揮を執ることを発表した。

 2014シーズンからチームを指揮する石崎監督は就任1年目となった昨季、J2で6位に入ると、J1昇格プレーオフで4位磐田、3位千葉を連破し、4年ぶりのJ1復帰を果たした。天皇杯でもクラブ史上初の準優勝に導いた。

 4年ぶりのJ1参戦となった今季は31試合終了時点で4勝12分15敗の勝ち点24で年間17位と、降格危機に直面している。24日の神戸戦で引き分け以下の場合、2試合を残して1年でのJ2降格が決まる崖っ縁の状況だ。

 高橋節社長はクラブの公式サイトでコメントを発表し、石崎監督続投を決断した理由を説明している。昨季を「『モンテディオ山形のチームスタイル』の土台を築き上げることができたシーズン」と位置付け、今季についても「試合内容においては、これまでの蓄積を発揮し、粘り強く戦ってきています」と評価。そのうえで、継続性を重視し、石崎監督の下、戦っていく来季のチーム方針を掲げた。

「来シーズンは、継続的に取り組んでいるチームスタイルの中で、もう一つ高みを目指すために補うべきもの、改善すべきものを明確にして成長する必要があります。そのためには、これまでの取り組みを継続し、より強固な基盤の上に、不足している部分の積み上げ、修正を行っていくことがベストであると判断しました」

 高橋社長はまた、今シーズンの残り3試合に向けても「この週末はJ1残留を懸けたヴィッセル神戸との直接対決を迎えます。みなさまと一体になることで神戸戦はじめ、リーグ戦残り3試合全勝を目指し全力を尽くします」と、最後までJ1残留をあきらめずに戦い抜く覚悟を示した。

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