beacon

広島MF清水、“カズ超え弾”に続いて寿人のメモリアルゴールをアシスト

このエントリーをはてなブックマークに追加

[11.22 J1第2ステージ第17節 広島5-0湘南 Eスタ]

 またもメモリアルゴールをアシストした。サンフレッチェ広島は2-0の前半42分、MF清水航平が左サイドを縦に突破し、ゴール前にクロス。FW佐藤寿人が頭で合わせ、ゴールネットを揺らした。

 FW中山雅史(アスルクラロ沼津)の持つJ1通算157ゴールの歴代最多記録に並んだ佐藤。そのゴールをお膳立てした清水は「寿人さんにアシストできたのはうれしい」と微笑んだ。

「(サイドを)抜けたあと、フリーで時間があったので、寿人さんがいるのは分かっていた。いいボールが入ってよかった」。寿人にとっては8月29日の名古屋戦以来、約3か月ぶりとなる待望のタイ記録弾。ハーフタイムにエースから「ありがとう」と声をかけられた26歳は「こちらこそありがとうございます」と応じた。

 練習の賜物だった。「練習が終わっても寿人さんはクロスの練習に付き合ってくれていた。やってきたことが結果につながって良かった」。第1ステージはわずか6試合の出場(うち先発2試合)にとどまった清水。第2ステージも控えの時期が続いたが、練習から必死に這い上がってきた男のアシストを寿人も喜んだ。

 昨年7月19日の大宮戦。FW三浦知良(横浜FC)の通算得点数を超えるJ1通算140ゴール目も清水のクロスからヘディングで決めた。「157ゴールはトシ(青山敏弘)がアシストしてくれるかなと思っていたので、(清水)航平でちょっと意外だったけど、カズさんのゴールを超えたときも航平のアシストだったから」。再び節目のゴールをアシストしてくれた清水に感謝した。

(取材・文 西山紘平)

●[J1]第2ステージ第17節 スコア速報

「ゲキサカ」ショート動画

TOP