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新潟が田中達也の1点を守り抜き公式戦連勝…福岡のリーグ戦未勝利は続く

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[4.2 J1第1ステージ第5節 福岡0-1新潟 レベスタ]

 アルビレックス新潟は敵地でアビスパ福岡に1-0で完封勝利をおさめた。新潟は2月27日の開幕戦以来の勝利。一方で福岡はJ1リーグ復帰後の初勝利は次節以降に持ち越された。

 3月27日のナビスコ杯・川崎F戦で今季公式戦初勝利を挙げた福岡。その試合でJ1初ゴールを決めたDF田村友とDF堤俊輔が今季リーグ戦初先発となり、ポルトガル遠征から復帰したU-23日本代表MF亀川諒史も先発に名を連ねている。対する新潟もU-23日本代表DF小泉慶が先発起用され、MF小塚和季も開幕戦以来のスタメンとなった。出場停止明けのFWラファエル・シルバはベンチスタートとなっている。

 新潟は前半22分にMF加藤大のスルーパスでFW指宿洋史に抜け出し、ループシュートを放ったが、飛び出したGKイ・ボムヨンのプレッシャーもあり、シュートはゴール上に外れる。その後は徐々に流れは福岡に傾き、同25分にMF末吉隼也がハーフェーライン付近でボールを奪って、GKの位置を確認してロングシュート。これはわずかに右に外れ、同35分に裏へ抜け出したFW為田大貴がGK守田達弥にPA内で倒されるもホイッスルは鳴らなかった。

 押し込まれる時間帯が続いた新潟だが、前半終盤に試合を動かす。前半41分、左サイドからDFコルテースがスローインを入れると、PA左で受けた指宿がヘッドで前方につなぎ、これに反応したFW田中達也が左の角度のないところから右足で押し込み、先制のゴールネットを揺らす。同44分には、ペナルティーアーク左で獲得したFKをMFレオ・シルバが直接狙うもクロスバーを叩き、追加点とはならなかった。

 反撃に出る福岡は後半開始からU-23日本代表FW金森健志を投入。後半6分、左サイドから亀川が入れたロングスローをGK守田がクリアしきれず、これに反応したDFキム・ヒョヌンがあとは押し込むだけだったが、ヘディングシュートはゴール上に外れ、頭を抱えた。その後もシュートまで持ち込む場面はあったが、新潟の堅い守備を最後まで崩すことができなかった。

 新潟はラファエル・シルバを投入するなど最後まで追加点を目指した。しかし、シュート精度を欠くなど、後半はゴールネットを揺らすことはできなかった。それでも1-0で逃げ切り、3月27日のナビスコ杯グループリーグ第2節・鳥栖戦に続く“ウノゼロ”で公式戦2連勝を飾った。

●[J1]第1ステージ第5節2日目 スコア速報

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