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三菱自問題に浦和DF槙野「ゴタゴタを打ち消すぐらいのサッカーを」

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[5.14 J1第1ステージ第12節 浦和0-0新潟 埼玉]

 消化試合が1試合少ないとはいえ、暫定首位を明け渡す結果となった。浦和レッズはスコアレスドローで連勝が4でストップ。この日、2位川崎Fが勝って勝ち点を27に伸ばしたため、勝ち点1差の暫定2位に後退した。

 DF槙野智章は「勝たないといけない試合だったし、モヤモヤする結果」と率直に語った。前節の大宮戦は苦しみながらも1-0で競り勝ったが、この日は0-0。「最近の試合ではあまりなかったカウンターを受ける場面もあった」と振り返り、5月とは思えない気温の高さも苦戦の要因に挙げた。

「今年は(ボールを失ってから)5秒以内に奪い切るサッカーをやっている。でも、真夏にそのサッカーを90分間できるとは思わない。いかに頭を使って、奪いに行くところと引いて守るところを使い分けるかだと思う」

 中3日の18日にはACL決勝トーナメント1回戦第1戦のFCソウル戦(埼玉)が控えている。大事なホームでの第1戦。「今日以上にハードな試合になる。アウェーゴールを与えないことが一番重要。韓国勢相手に日本のチームが勝っていない。それもモチベーションになる」と、気持ちを切り替えた。

 浦和の筆頭株主である三菱自動車が日産自動車の傘下で再建を目指す資本業務提携で基本合意し、Jリーグ規約に抵触する可能性が指摘されるなど、ピッチ外は騒がしくなっている。今回の問題がチームのパフォーマンスに影響したかどうかについては完全否定した槙野。「ゴタゴタを打ち消すぐらいのサッカーをしていかないと」と、目の前の戦いに集中した。

(取材・文 西山紘平)

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