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試合前に“幸運の前触れ”…ツキも味方にした山形が大黒2発で3戦ぶり白星

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[7.3 J2第21節 山形2-1山口 NDスタ]

 モンテディオ山形レノファ山口FCに2-1で勝利し、3試合ぶりに勝ち点3を獲得した。一方、敗れた山口は今季3度目の連敗となった。

 試合前に雨が上がり、スタジアム後方にかかった虹に迎え入れられた両チームのリーグ戦初対決。“幸運のシンボル”を味方にしたいホームの山形だったが、前半16分に12試合連続スタメン出場中のFW林陵平が接触プレーで足を痛め、いきなり負傷交代となってしまった。

 予期せぬ立ち上がりとなったものの、代わりに入ったFW大黒将志がラッキーボーイとなる。前半21分、右サイドのショートコーナーからFWディエゴが左足でクロスを送り、ニアの相手に触られると、ボールの行く先には大黒。ゴールへの嗅覚を発揮したストライカーが確実に頭で押し込み、山形が先制に成功した。

 さらに山形は前半42分、PA付近で攻撃を作り直し、相手がラインを上げた瞬間にMFアルセウが裏へ緩やかな弾道の浮き球パスを送ると、大黒が単独で抜け出す。完全フリーの大黒は真後ろから飛んでくるボールに体勢を合わせながら左足の反転ボレーを叩き込み、2点目を奪った。

 後半は修正を図った山口が主導権を握り、山形を攻め立てる。後半11分、DF小池龍太の右クロスにPA内のFW岸田和人がヘッドで合わせるが、惜しくも枠外へ。それでも同18分、右サイドのFW中山仁斗からのクロスをファーのMF島屋八徳が頭で落とし、MF福満隆貴が軌道を変えると、最後はPA内中央のMF庄司悦大が左足で流し込み、1点差に迫った。

 その後も畳み掛ける山口。後半35分に小池の縦パスをPA手前中央で受けた島屋が前を向き、決定的なシュートを放つも、ゴール左へ外れる。同41分にはゴールエリア右のこぼれ球に島屋が反応し、あとは押し込むだけだったが、力んでしまったのか右足のシュートはゴール左に大きくそれた。

 後半の山形はピンチの連続でいつ追いつかれてもおかしくない状態だったが、なんとか2失点目は回避。相手の決定力不足などツキにも恵まれ、2-1でタイムアップを迎えた。

●[J2]第21節 スコア速報

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