beacon

「いろんな意味でカズさんでしょう!」 逆転劇演出の49歳カズを指揮官が絶賛

このエントリーをはてなブックマークに追加
[8.7 J2第27節 C大阪2-3横浜FC 金鳥スタ]

 FW三浦知良投入で流れが一気に変わった。

 セレッソ大阪に2点を先行された横浜FCは後半24分に三浦をピッチに送り込む。すると、同30分、左サイドでボールを受けた三浦はボールをまたぐフェイントからゴール前へ浮き球パスを送る。これは相手DFにカットされたが、三浦が拾ってPA左から右足を振り抜き、ゴール右隅に流し込んだ。

 三浦はこれで6月19日の第19節・岐阜戦以来、8試合ぶり今季2点目。さらに自身の持つJリーグ最年長ゴール記録を49歳5か月12日に更新した。

 これで完全に流れを引き寄せた横浜FCは後半34分、三浦が相手陣内の中央でボールを左サイドにはたき、DF永田拓也が上げたクロスをFWイバがヘッドで合わせ、同点。試合を振り出しに戻した。さらに後半アディショナルタイム1分に途中出場のMF内田智也が逆転ゴールを奪い、C大阪相手に3-2で逆転勝利をおさめた。

 逆転の起点となった三浦に中田仁司監督は試合後のインタビューで、「いろんな意味でカズさんでしょう。やっぱり雰囲気を変える力がある。彼って素晴らしいなと思います。それに周りが乗ってくれた」と称えた。

 また、三浦自身は「入った選手が流れを変えようとベンチのみんなで話していた。自分も入ってゴールに貪欲に行こうと思っていたし、積極的に仕掛けようと思っていた。その結果がゴールにつながった。みんなのおかげ」とチームメイトに感謝し、得点シーンについては「去年も含めてヘディングでのゴールが多かった。足で決めたいなと思っていて、右足でいいコースに飛んでくれて、狙ったところに飛んでいったので、いいゴールで良かったなと思います」と語り、笑顔をみせていた。

●[J2]第27節 スコア速報

TOP