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横浜FCが2年ぶり3連勝で首位札幌止めた!札幌11戦ぶり黒星

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[8.11 J2第28節 横浜FC1-0札幌 ニッパツ]

 横浜FCがホームで北海道コンサドーレ札幌を1-0で下した。横浜FCは14年7月に4連勝して以来、2年ぶりの3連勝を飾った。勝ち点は37に伸びた。

 中3日で行われるリーグ戦。首位の札幌は前節から先発メンバー4名を変えて臨んできた。DF櫛引一紀とMF宮澤裕樹は9試合ぶりにスタメンに名を連ねた。対する横浜FCは前節と変更なし。ただベンチ入りメンバーに変更があり、前節C大阪戦で最年長ゴール記録を更新したFW三浦知良は4試合ぶりのベンチ外となった。

 試合序盤は首位札幌が圧力をかけて攻めた。前半26分には左クロスを合わせた宮澤のヘッドがクロスバーを直撃。跳ね返りをFW荒野拓馬がオーバーヘッドで狙ったが、シュートは枠上に外れていった。

 横浜FCも徐々に反撃を試みる。前半32分にはMF野崎陽介が超ロングシュートを狙う。枠に飛ぶことはなかったが、リズムを作ると、同35分にはMF野村直輝が立て続けにシュート。GK金山隼樹のセーブに遭いゴールはならなかったが、スタジアムを沸かせた。

 ただ試合は後半に入っても均衡が崩れない。先に動きを見せたのは札幌。後半18分にMF石井謙伍を下げて前節の清水戦で得点しているFW内村圭宏を投入。しかし投入直後に内村にゴール前でチャンスが訪れるが、DFに囲まれてシュートまで持ち込めなかった。

 そんな展開をこじ開けたのは横浜FCだった。後半25分、左サイドからのCKを獲得すると、クロスはGK金山に触られるが、ファーサイドにいたFW大久保哲哉が倒れ込みながら左足ボレーで合わせる。ホームサポーターの目の前で、華麗な先制点を蹴り込んだ。

 札幌は後半30分からMF堀米悠斗に代えてMF小野伸二を投入。同点弾を目指す。しかし同35分に小野が蹴ったFKを合わせたFW都倉賢のヘディングシュートはDF西河翔吾のスーパークリアに防がれる。

 逆に後半44分にGK金山がFWイバにボールを奪われるミスがあるなど、札幌は追加点を与えないことが精いっぱいという様子。札幌の連勝は4で止まり、6月8日以来、11戦ぶりの今季4敗目を喫した。

(取材・文 児玉幸洋)
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