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逆転負けの札幌、J1昇格に暗雲…首位キープも2位松本と同じ勝ち点、3位清水と3差に

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写真は2月28日の東京V対札幌

[11.6 J2第40節 徳島2-1札幌 鳴門大塚]

 J2リーグは6日、第40節を行った。鳴門・大塚スポーツパークポカリスエットスタジアムでは、徳島ヴォルティス北海道コンサドーレ札幌が対戦し、2-1で徳島が逆転勝利した。これにより首位札幌(勝ち点81)は2位松本に勝ち点で並ばれ、3位清水とは勝ち点3差に縮められた。

 試合は劣勢だった札幌が先制する。前半32分、右サイドの敵陣中央でFKを獲得し、DF福森晃斗が高精度のクロスを送ると、DF増川隆洋が競ってこぼれたボールをFWジュリーニョが左足で押し込み、スコアを動かした。だが、徳島も前半アディショナルタイム1分、自陣PA内からGK長谷川徹がロングフィード。風の影響もあって伸びたボールにMF渡大生が反応し、右足でゴールに流し込み、1-1で前半を折り返した。

 前半のうちに追いついた徳島は後半2分に決定機。FW山崎凌吾が渡のスルーパスで抜け出し、GKと1対1の状況を作るも右足で放ったシュートは枠を外れる。同9分にはジュリーニョの決定的なシュートをGK長谷川が好セーブで防ぐと、同10分に逆転の一撃を突き刺す。左サイドでボールを受けた渡が鋭い反転で相手2人を一気に抜き去り、PA手前左から右足シュート。右ポストの跳ね返りを山崎が右足で押し込み、徳島が2-1と逆転に成功した。

 反撃に出る札幌は後半14分、途中出場のFW内村圭宏がPA手前から左足でコントロールショット。これがゴール左に飛んだが、GK長谷川のファインセーブに阻まれる。さらにこれで得た左CKから福森が精度の高いボールを供給するも、滞空時間の長いジュリーニョのヘディングシュートはわずかにゴール上に外れた。

 内村の投入で押し込む時間が続いた札幌だが、なかなか徳島の守備を崩すことができず、試合はそのまま1-2で終了。得失点差で首位はキープしたものの、東京Vに勝利した2位松本(勝ち点81)に勝ち点で並ばれ、讃岐に勝利した3位清水(勝ち点78)とは勝ち点3差となった。これにより、残り2試合の結果次第では、自動昇格圏外に転落する可能性も浮上した。


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