beacon

名古屋、得意の後半逆転劇!!3連勝で暫定首位に浮上

このエントリーをはてなブックマークに追加
[5.27 J2第16節 横浜FC1-2名古屋 ニッパツ]

 同勝ち点28で並ぶ3位の横浜FCと4位の名古屋グランパスの一戦は、2-1で名古屋が制した。勝ち点30で首位の福岡の試合(vs群馬)は28日のため、3連勝で勝ち点を31に伸ばした名古屋は暫定首位に浮上。一方の横浜FCは2連敗で順位を落とした。

 勢いよく試合に入ったのは横浜FC。立て続けにゴール前でFKを獲得すると、前半8分の2度目のFKをFWイバが蹴ると、矢のようなシュートがゴール右隅に突き刺さる。名手・楢崎正剛の横っ飛びも及ばなかった。

 先制を許した名古屋はパスを繋いで横浜FCゴールに迫ろうとするが、なかなか思うようにボールを前に運ぶことが出来ない。前半28分にMF田口泰士の縦パスからFW杉森考起が反転シュートを狙ったが、ボールはGK高丘陽平の正面に収まった。

 1-0と横浜FCリードで折り返した後半、先に動いたのは名古屋だった。ハーフタイムにDF内田健太を下げてスピードのあるFW杉本竜士を投入。すると名古屋に後半早々、同点機がやってくる。

 後半8分、左サイドから鋭いドリブル突破でエリア内に侵入したMF和泉竜司がシュートをを打つと、DFカルフィン・ヨン・ア・ピンのハンドを誘発。PKを獲得した。キッカーはFWシモビッチ。味方がエリア内に早く入ったと判断され、1度目のPKはやり直しとなったが、同じゴール右隅に蹴った2度目のPKも決まり、名古屋が試合を振り出しに戻した。

 互いにシュートチャンスを掴むなど、360度を囲んだ両軍サポーターも、選手の一挙手一投足に注目する好ゲームになる。そして後半32分、勝敗を決するゴールが生まれることになる。名古屋は田口がスピードを上げてエリア内に侵入。これがDF新井純平のファウルを誘発。このPKをシモビッチが決めて、試合をひっくり返した。

 後半40分には横浜FCのMF佐藤謙介がMF八反田康平を踏みつけてしまい、一発レッドカードで退場。同43分にはMF中里崇宏が直接FKを狙ったが、楢崎のビッグセーブに防がれてしまった。第14節まで首位に立っていた横浜FCだが、ここで痛恨の連敗。名古屋に順位で逆転された。一方の名古屋は前節に続く逆転勝ちで3連勝を飾った。

(取材・文 児玉幸洋)
★日程や順位表、得点ランキングをチェック!!
●2017シーズンJリーグ特集ページ
●[J2]第16節1日目 スコア速報

TOP