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久々先発“ジャンボ”2発も「勝ち点2失った」…横浜FC、監督交代も勝ちに繋がらず4戦未勝利

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奥寺康彦スポーツダイレクター(SD)が暫定的に指揮を執った横浜FCだったが、ドローに終わった

[10.20 J2第38節 横浜FC2-2町田 等々力]

 横浜FCFC町田ゼルビアの対戦は2-2の引き分けに終わった。横浜FCは連敗は止めたものの、4戦未勝利。町田は3戦連続ドローで、7戦未勝利となった。

 10月に入って1分2敗と勝利がなく、J1昇格プレーオフ圏外となった横浜FCは、15日に中田仁司監督の解任を発表。今節は奥寺康彦スポーツダイレクター(SD)が暫定的に指揮を執った。

 先制は町田だった。前半3分、中盤でパスを奪うと、DF大谷尚輝がFW中島裕希に展開。中島がクロスを上げると、FW吉田眞紀人がヘディングで押し込んだ。吉田はこの日が25歳の誕生日。自らを祝うバースデー弾になった。

 ただ監督交代で気合の入る横浜FCは、虎視眈々と反撃の機会を伺う。すると前半20分、MF野村直輝のクロスをFW大久保哲哉が頭で合わせて同点。“ジャンボ”が6月10日の第18節大分戦以来、約4か月ぶりの先発起用に応えてみせた。

 後半2分にも大久保がゴールネットを揺らして、逆転に成功したかと思われた横浜FCだが、山岡良介主審の冷静な判断、副審との協議の末にオフサイドで取り消し。しかし同23分、横浜FCはワンタッチで町田の守備を崩すと、MFレアンドロ・ドミンゲスのラストパスを大久保が押し込み、正真正銘の逆転に成功した。

 勢いはこのまま横浜FCか。しかし後半に入って2度ポストに跳ね返されていた町田は後半40分、同26分から途中投入されていたFW戸島章が同点弾を奪い、ドローに持ち込んだ。

 終盤戦の戦いに向け絶対に勝ちが欲しかった横浜FCだが、悔しいドローになってしまった。「久々のスタメンで気合も入っていた」と話した大久保も、「勝ち点2を失ったという印象しかない」と悔やんだ。

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