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久保建英「インドとはまた違った楽しさ」FC東京U-23復帰戦で同点弾に絡む

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1トップでフル出場を果たしたFW久保建英

[10.28 J3第29節 FC東京U-23 1-1福島 味フィ西]

 約1か月ぶりに青赤のユニフォームに袖を通した。U-17W杯インドからチームに戻ったFW久保建英FC東京U-23の一員として1トップで先発。「久しぶりにJ3で試合をすることができて、(U-17W杯)インドとはまた違った楽しさだったり、雰囲気を味わうことができました」。19日に帰国後、オフもあった約一週間でコンディションを上げ、実戦復帰でフル出場を果たした。

 同点弾の起点になった。先制された4分後の前半11分、右サイドでこぼれ球をおさめた久保がMF平川怜にパス。平川がPA内右を仕掛けて折り返し、FWリッピ・ヴェローゾが押し込んだ。試合は1-1のドロー決着。追加点こそ奪えなかったが、「早いうちに1点を返せたことが引き分けにつながったと思う。2失点目、3失点目と崩れていく試合も少なくない中、今日は立て直せた」と手応えを口にした。

 U-17W杯インドで、日本は0-0(PK3-5)でイングランドに惜敗し、ベスト16で敗退。そのイングランドは準々決勝でアメリカに4-1、準決勝でブラジルに3-1と快勝して勝ち上がり、この日夜にインド・コルカタで行われるスペインとの決勝戦に臨む。「結果で言うと自分たちは結構接戦している」と話す通り、グループステージを含め、イングランドを90分間無失点に抑えたのは日本だけだった。

 敗退後も大会をチェックしていたという久保は「イングランドは自分たち以降の試合で同じような形からゴールを決めたりとか、攻撃に破壊力があった」と指摘。日本が強敵をギリギリまで苦しめた分、悔しさもあれば一種の安堵感もある。「自分たちが負けてしまったチームが決勝まで残ってくれると少しは報われる」。明るい表情で前を向き、心機一転、新たなスタートを切った。

(取材・文 佐藤亜希子)

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