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クラブ統合の歴史を知るレジェンド…富山MF木本が現役引退

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現役引退を発表した富山MF木本敬介(写真は2011年)

 カターレ富山は25日、MF木本敬介(33)が今季限りで現役を引退することを発表した。

 木本は東福岡高から関西大を経て、2007年にアローズ北陸(JFL)へ加入。所属クラブとYKK AP(JFL)が2008年度より統合して誕生した富山にもそのまま在籍し、2009年のJリーグ参入に貢献した。11シーズン目を迎えた今季はJ3リーグ戦4試合に出場し、1得点を記録。天皇杯では1試合に出場した。

 11年間チームを支えた木本は、クラブ公式サイトを通じて以下のようにコメントしている。

「私、木本敬介は今シーズンをもって引退することを決めました。

 アローズ北陸、カターレ富山と、このチームで11年間サッカーをやってこられたことに幸せを感じると共に寂しさを感じます。

 富山に呼んでくれた竹林前強化部長をはじめ、窪田監督、楚輪監督、安間監督、岸野監督、三浦監督、浮氣監督、サッカーの楽しさと厳しさを教えていただき、一人の人間として大きく成長させてもらったことに感謝しています。ありがとうございました。

 そして、サポーターの皆様、共に11年間戦い、共に泣き、笑ってくれたこと、ありがとうございました。いつも大きな声援のおかげで頑張ってこられたと思っています。本当に感謝しています。

 10年前、一緒にJ2へ昇格した仲間には、J3に降格させてしまい申し訳ない気持ちでいっぱいです。そして、J2に復帰させることができなくてごめんなさい。それだけが悔いで残ります。

 共にその目標に向かって戦ってくれた仲間へ、本当にありがとう。

 最後に、サッカーを始めたときからずっと応援してくれたお父さん、お母さん、兄ちゃん、本当にありがとう。感謝しても感謝しきれません。

 そして、一番近くで支え続けてくれた妻、娘にありがとうと伝えます。

 11年間、本当にありがとうございました」

以下、クラブ発表プロフィール

●MF木本敬介
(きもと・けいすけ)
■生年月日
1984年8月23日(33歳)
■身長/体重
168cm/64kg
■出身地
大分県
■経歴
東福岡高-関西大-アローズ北陸-富山
■出場歴
J2リーグ:172試合11得点
J3リーグ:39試合4得点
天皇杯:18試合2得点
JFL:46試合6得点

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