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“2年連続”プレーオフ制した玉田「うれしいけど、ホッとした」

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名古屋グランパスFW玉田圭司

[12.3 J1昇格プレーオフ決勝 名古屋0-0福岡 豊スタ]

 スコアは動かなかった。0-0のまま試合終了のホイッスルが吹かれる。試合は引き分けに終わったが、J2リーグ4位の福岡より、上位の3位で終えていた名古屋グランパスがJ1昇格を決めた。

 後半8分からピッチに送り込まれていたFW玉田圭司は、「最終節で3位と4位も入れ替わった。実際には3位と4位だけの差の結果。アウェーだったら負けていた(昇格できなかった)わけだから」と話すと、「これが僕たちの実力なのかなと思う」と勝ち切って昇格を決められなかったことに悔しさも滲ませた。

 昨季はC大阪の一員としてプレーオフを制した玉田だが、シーズン終了後に契約満了が発表された。そして、3年ぶりに名古屋に復帰を果たし、2年連続でプレーオフ制覇を味わうことになった。「去年はピッチに立っていなかったから、今年はピッチに立って雰囲気を味わえた。(昇格が決まって)うれしいけど、ホッとした部分もあるかな」と白い歯を見せる。

 クラブにとって2年ぶり、玉田自身にとって4年ぶりに、来季はJ1に戦いの場を移す。「これが終わりではないし、始まり。J1の舞台に戻り、そこで何ができるのかが大事になってくると思う」と意気込みを示した。

(取材・文 折戸岳彦)
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